XMAP3 ServerとPCのXMAP3を連携した場合，PCのXMAP3の表示・印刷セットアップで設定した項目を，そのクライアントの表示・印刷サービスに反映させることができます。クライアント側の設定方法の詳細については，マニュアル「画面・帳票サポートシステム　XMAP3 開発・実行ガイド」を参照してください。

ここでは，PCの表示・印刷環境の設定機能を使用するときの，XMAP3 ServerとPC側XMAP3の環境設定について説明します。

• XMAP3 Serverでの設定
  XMAP3 Serverの持つ表示・印刷環境ファイルに，次のパラメタを設定してください。
  

  表7-13　XMAP3 Serverでの設定パラメタ

  パラメタ	設定値	内容
  *.COCLTCNF	ON	PC側XMAP3が保持する表示・印刷環境ファイルの設定値が有効になります。
  	OFF	WS側XMAP3 Serverが保持する表示・印刷環境ファイルの設定値が有効になります。

  このパラメタの設定を省略した場合，または無効な値を設定した場合は，OFFとして扱われます。
  
• PC側XMAP3での設定
  クライアント側の表示・印刷環境ファイルを有効にする場合は，表示・印刷セットアップの「アプリケーション」タブの「C/Sの場合，アプリケーションサーバのセットアップだけが有効」のチェックを外します。チェックした場合は，XMAP3 Serverの持つ表示・印刷環境ファイルの設定が有効となります。
  また，表示・印刷セットアップを使用しないで，直接，PC側の表示・印刷環境ファイル（［XMAP3インストールディレクトリ］\ETC\X3PCONFファイル）を編集する場合は，次のパラメタを設定してください。
  

  表7-14　PC側XMAP3での設定パラメタ

  パラメタ	設定値	内容
  *.COCLTCNF	ON	PCで起動するXMAP3表示・印刷サービスに，そのPC上の表示・印刷環境ファイルが有効になります。
  	OFF	PCで起動するXMAP3表示・印刷サービスに，WS側の表示・印刷環境ファイルが有効になります。

  このパラメタの設定を省略した場合，または無効な値を設定した場合は，OFFとして扱われます。
  サーバ・クライアントの双方で*.COCLTCNFの値がONと設定されているときだけ，クライアント側の表示・印刷環境ファイルが有効となります。なお，PC側の環境設定で*.COCLTCNFの値を変更したときは，XMAP3サーバの再起動を行うまでは変更した内容が正しく反映されません。また，COEBCD，COKSCD，COSPCDについては，常にサーバ側の設定が有効となります。