8.3.3 LOG
底と真数を指定して,その対数を返します。
- 〈この項の構成〉
(1) 指定形式
スカラ関数LOG::=LOG(底,対象データ) 底::=値式 対象データ::=値式
(2) 指定形式の説明
- 底:
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対数の底を指定します。
指定規則を次に示します。
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底は,値式の形式で指定します。値式については,「7.21 値式」を参照してください。
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底には,数データを指定してください。数データについては,「6.2.1 データ型の種類」の「(1) 数データ」を参照してください。
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底には,0以下の値を指定できません。
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底に1を指定した場合,0除算エラーになります。
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底には,?パラメタを単独で指定できません。
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- 対象データ:
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対象データ(真数)を指定します。
指定規則を次に示します。
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対象データは,値式の形式で指定します。値式については,「7.21 値式」を参照してください。
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対象データには,数データを指定してください。数データについては,「6.2.1 データ型の種類」の「(1) 数データ」を参照してください。
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対象データには,0以下の値を指定できません。
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対象データには,?パラメタを単独で指定できません。
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(3) 規則
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実行結果のデータ型はDOUBLE PRECISION型になります。
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実行結果の値は,非ナル値制約なし(ナル値を許す)となります。
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底または対象データがナル値の場合,実行結果はナル値になります。
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LOG(底,対象データ)の結果は,LN(対象データ)/LN(底)の結果と同じになります。
(4) 例題
- 例題1
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表T1のC1列の値の常用対数を求めます。
SELECT LOG(10,"C1") FROM "T1"
- 例題2
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表T1のC2列の値の対数を求めます。C1列の値を底とします。
SELECT LOG("C1","C2") FROM "T1"