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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


8.2.12 TAN

ラジアン単位で指定された対象データの正接(三角関数のTAN)を返します。

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

スカラ関数TAN::=TAN(対象データ)
 
  対象データ::=値式

(2) 指定形式の説明

対象データ

正接を求める数データを指定します。

指定規則を次に示します。

  • 対象データは,値式の形式で指定します。値式については,「7.21 値式」を参照してください。

  • 対象データには,数データを指定してください。数データについては,「6.2.1 データ型の種類」の「(1) 数データ」を参照してください。

  • 対象データには,?パラメタを単独で指定できません。

(3) 規則

  1. 実行結果のデータ型はDOUBLE PRECISION型になります。

  2. DOUBLE PRECISION型で実行結果を表現できない場合,オーバフローエラーになります。

  3. 実行結果の値は,非ナル値制約なし(ナル値を許す)となります。

  4. 対象データがナル値の場合,実行結果はナル値になります。

(4) 例題

例題

T1C1列の値をラジアン単位にして,その値に対する正接を求めます。

SELECT TAN("C1"*PI()/180) FROM "T1"

[図データ]