7.26.1 四則演算の指定形式および規則
値式中に四則演算を指定できます。
- 〈この項の構成〉
(1) 指定形式
四則演算::={項|数値式+項|数値式−項} 項::={値式一次子|数値式*値式一次子|数値式/値式一次子}
(2) 指定形式の説明
- 数値式:
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数値式については,「7.21.1 値式の指定形式および規則」を参照してください。
- 値式一次子:
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値式一次子については,「7.21.1 値式の指定形式および規則」を参照してください。
(3) 四則演算の種類
四則演算の種類を次の表に示します。
項番 |
四則演算 |
意味 |
機能 |
---|---|---|---|
1 |
+ |
加算 |
第1演算項に第2演算項を加えます。 |
2 |
− |
減算 |
第1演算項から第2演算項を減らします。 |
3 |
* |
乗算 |
第1演算項に第2演算項を掛けます。 |
4 |
/ |
除算 |
第1演算項を第2項演算項で割ります。 |
例えば,3+1という演算の場合,3が第1演算項,1が第2演算項になります。
(4) 規則
-
四則演算は,数データ(INTEGER型,BIGINT型,SMALLINT型,DECIMAL型,NUMERIC型,DOUBLE PRECISION型,またはFLOAT型のデータ)に対して指定できます。
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四則演算は,最大500個の演算子(+,−,*,/)を使った演算ができます。ただし,演算項に指定した値式中に指定した列が,ビュー表の列,導出表の列,または問合せ名の列の場合,その基となる値式を展開したあとの値式の総数が10,000個以内となるようにしてください。
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四則演算(+,−,*,/)の両側に,?パラメタだけの値式を指定できません。
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四則演算に?パラメタを指定した場合,その?パラメタのデータ型には,演算対象となる相手側のデータ型が仮定されます。
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実行結果の値は,非ナル値制約なし(ナル値を許す)となります。
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演算項がナル値の場合は,結果もナル値になります。