7.20.6 NULL述語
ナル値を検索する際にNULL述語を使用します。ナル値については,「6.7 ナル値」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) 指定形式
NULL述語::=値式 IS 〔NOT〕 NULL
(2) 指定形式の説明
- 値式:
-
NULL述語の評価対象列を指定します。値式の形式で指定します。値式については,「7.21 値式」を参照してください。
?パラメタを単独で指定した場合,?パラメタに仮定されるデータ型はVARCHAR(32000)になります。
- NOT:
-
NOTを指定すると,ナル値でない行が検索対象になります。
(3) 述語の評価
指定した値式の結果がナル値である行に対して,NULL述語は真になります。NOTを指定した場合は,ナル値でない行に対して真になります。
(4) 例題
- 例題1
-
顧客表(USERSLIST)の名前(NAME)がナル値である顧客ID(USERID)を検索します。
SELECT "USERID" FROM "USERSLIST" WHERE "NAME" IS NULL
下線部分がNULL述語の指定です。
- 例題2
-
顧客表(USERSLIST)の名前(NAME)がナル値ではない顧客ID(USERID)を検索します。
SELECT "USERID" FROM "USERSLIST" WHERE "NAME" IS NOT NULL
下線部分がNULL述語の指定です。