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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


6.8.1 範囲変数とは

列指定の修飾子となる可能性のある識別子を範囲変数といいます。範囲変数は,有効範囲と名称を持ちます。

相関名が指定された場合,相関名の指定された表名および問合せ名は有効範囲がなくなります。

表指定の位置に有効範囲を持つ範囲変数のうち,表指定と同じ名称で最も内側(いちばん近い)の問合せ指定(更新対象表または削除対象表)の範囲変数が,その表指定の範囲変数になります。

範囲変数となる識別子の種類を次の表に示します。

表6‒14 範囲変数となる識別子の種類

項番

範囲変数

扱い

1

相関名

2

表名および問合せ名

相関名の指定がない場合

3

相関名の指定がある場合

×

4

UPDATE文に指定した更新対象表,またはDELETE文に指定した削除対象表

相関名の指定がない場合

5

相関名の指定がある場合

×

(凡例)

○:範囲変数となります。

×:範囲変数となりません。