6.4.3 CURRENT_TIMESTAMP
現在の時刻印(日付と時刻)を返します。
(1) 指定形式
日時情報取得関数CURRENT_TIMESTAMP::=CURRENT_TIMESTAMP〔(p)〕
(2) 規則
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pには小数秒精度(小数秒の桁数)を指定します。pに指定できる値は,0,3,6,9,または12のどれかです。例えば,pに3を指定した場合,CURRENT_TIMESTAMPの実行結果の小数秒の桁数が3桁になります。
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(p)を省略した場合,p=0が仮定されます。
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実行結果のデータ型はTIMESTAMP型になります。
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1つのSQL文中にCURRENT_TIMESTAMPを複数指定した場合,すべて同じ日付,同じ時刻になります。
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HADBサーバでSQL文を実行するときにCURRENT_TIMESTAMPの値を取得します。SQL文を実行するときのインタフェースおよび実行方法については,マニュアルHADB AP開発ガイドのJDBCのAPI,ODBC関数,またはCLI関数の説明を参照してください。
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CURRENT_TIMESTAMPによって取得される小数秒の精度は,ハードウェアの性能に依存します。例えば,CURRENT_TIMESTAMP(12)を指定しても,使用しているハードウェアによっては12桁の小数秒精度が取得できないことがあります。
(例)
2014-09-25 10:35:55.123456000000
小数秒精度が6桁までしか取得できない場合,上記のように7桁目以降は0になります。
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CURRENT_TIMESTAMPは,値指定が指定できる個所に指定できます。
(3) 例題
- 例題
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顧客表(USERSLIST)に新規の顧客情報を追加します。顧客表の列構成は,次のとおりです。
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顧客ID(USERID)
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名前(NAME)
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性別(SEX)
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顧客情報の最終更新日時(LAST_UPDATE_TIME)
INSERT INTO "USERSLIST" ("USERID","NAME","SEX","LAST_UPDATE_TIME") VALUES('U00887','Edward Connelly','M',CURRENT_TIMESTAMP)
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