3.15.1 DROP VIEW文の指定形式および規則
ビュー表を削除します。
- 〈この項の構成〉
(1) 指定形式
DROP VIEW文::=DROP VIEW 表名 〔削除動作〕 削除動作::={CASCADE|RESTRICT}
(2) 指定形式の説明
- ●表名
-
削除するビュー表の表名を指定します。表名の指定規則については,「6.1.5 名前の修飾」の「(2) 表名の指定形式」を参照してください。
次の表の表名は指定できません。
-
実表
-
ディクショナリ表
-
システム表
-
- ●削除動作
-
削除動作::={CASCADE|RESTRICT}
次の条件を満たす場合に,ビュー表を削除するかどうかを指定します。
-
削除対象のビュー表に依存するビュー表が存在する場合
削除動作の各指定の説明を次の表に示します。
削除動作の指定
説明
削除対象のビュー表に依存するビュー表の扱い
削除動作の指定を省略した場合
次の条件を満たす場合でも,ビュー表を削除します。
-
削除対象のビュー表に依存するビュー表が存在する場合
削除対象のビュー表に依存するビュー表が無効化されます。自スキーマのビュー表も,ほかのスキーマのビュー表も無効化されます。
CASCADEを指定した場合
削除対象のビュー表に依存するビュー表も削除されます。自スキーマのビュー表も,ほかのスキーマのビュー表も削除されます。
RESTRICTを指定した場合
次の条件を満たす場合は,DROP VIEW文をエラーにします。
-
削除対象のビュー表に依存するビュー表が存在する場合
DROP VIEW文がエラーになるため,依存するビュー表に影響はありません。
-
(3) 実行時に必要な権限
DROP VIEW文を実行する場合,CONNECT権限およびスキーマ定義権限が必要になります。
(4) 規則
-
HADBサーバに接続した認可識別子と異なるスキーマ名を持つビュー表は削除できません。
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ビュー表を削除した場合,そのビュー表に対するアクセス権限を持っているすべてのHADBユーザから,そのアクセス権限が取り消されます。
(5) 例題
- 例題
-
店舗ビュー表(VSHOPSLIST)を削除します。
DROP VIEW "VSHOPSLIST" CASCADE