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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


3.11.1 DROP INDEX文の指定形式および規則

インデクス(B-treeインデクス,テキストインデクス,またはレンジインデクス)を削除します。

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

DROP INDEX文::=DROP INDEX インデクス名

(2) 指定形式の説明

インデクス名

削除するインデクスのインデクス名を指定します。インデクス名の指定規則については,「6.1.5 名前の修飾」の「(3) インデクス名の指定形式」を参照してください。

(3) 実行時に必要な権限

DROP INDEX文を実行する場合,CONNECT権限およびスキーマ定義権限が必要になります。

(4) 規則

  1. 自分(HADBサーバに接続中の認可識別子のHADBユーザ)が所有しているインデクスだけを削除できます。ほかのHADBユーザが所有しているインデクスは削除できません。

  2. 表にデータが格納されている場合でも,その表に定義されているインデクスを削除できます。このとき,表に格納されているデータは削除されません。

  3. ディクショナリ表(実表)およびシステム表(実表)のインデクスは削除できません。

  4. インデクスを削除した場合,削除したインデクスのコスト情報も削除されます。

  5. 主キーに対応するB-treeインデクスはDROP INDEX文で削除できません。削除する場合は,DROP TABLE文で表と一緒に削除してください。

  6. アーカイブレンジ列に定義されているレンジインデクスは,DROP INDEX文で削除できません。削除する場合は,DROP TABLE文で表と一緒に削除してください。

(5) 例題

例題1

店舗表(SHOPSLIST)に定義したB-treeインデクス(SHOP_CODE_IDX)を削除します。

DROP INDEX "SHOP_CODE_IDX"
例題2

従業員表(EMPLOYEE)に定義したテキストインデクス(ADDRESS_IDX)を削除します。

DROP INDEX "ADDRESS_IDX"
例題3

店舗表(SHOPSLIST)に定義したレンジインデクス(SHOP_CODE_RIDX)を削除します。

DROP INDEX "SHOP_CODE_RIDX"