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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


3.10.1 DROP AUDIT文の指定形式および規則

CREATE AUDIT文で定義した監査対象定義を削除します。

重要

監査証跡機能が有効な場合に,DROP AUDIT文を実行できます。監査証跡機能が有効かどうかは,adbaudittrail -dコマンドを実行して確認してください。

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

DROP AUDIT文::=DROP AUDIT AUDITTYPE EVENT
                             FOR ANY OPERATION

(2) 指定形式の説明

AUDITTYPE EVENT

CREATE AUDIT文のAUDITTYPEEVENTを指定して定義した監査対象定義を削除する場合に指定します。イベントの最終結果についての監査証跡の出力をやめる場合に指定します。

FOR ANY OPERATION

表3‒3 監査対象とするイベント」に示すイベントを監査対象から外す場合に指定します。

CREATE AUDIT文で,FOR ANY OPERATIONを指定して定義した監査対象定義を削除する場合に指定します。

(3) 実行時に必要な権限

DROP AUDIT文を実行する場合,CONNECT権限および監査管理権限が必要になります。

(4) 規則

  1. CREATE AUDIT文で定義した監査対象定義を削除できます。

  2. HADBサーバは,監査証跡を出力する際の判定処理時に監査対象定義を参照します。そのため,監査証跡の出力タイミングによっては,監査対象定義を削除する前に実行された監査対象の操作についての監査証跡が出力されないことがあります。

(5) 例題

例題

CREATE AUDIT文で定義した監査対象定義を削除します。

DROP AUDIT AUDITTYPE EVENT
           FOR ANY OPERATION