3.6.1 CREATE SCHEMA文の指定形式および規則
スキーマを定義します。
- 〈この項の構成〉
(1) 指定形式
CREATE SCHEMA文::=CREATE SCHEMA 〔スキーマ名〕
(2) 指定形式の説明
- ●スキーマ名
-
定義するスキーマのスキーマ名を指定します。スキーマ名には,自分(HADBサーバに接続中の認可識別子のHADBユーザ)の認可識別子を指定します。
スキーマ名を省略した場合,CREATE SCHEMA文を実行したHADBユーザの認可識別子が仮定されます。
スキーマ名の指定規則については,「6.1.5 名前の修飾」の「(1) スキーマ名の指定形式」を参照してください。
なお,スキーマ名にALL,HADB,MASTER,およびPUBLICは指定できません。
(3) 実行時に必要な権限
CREATE SCHEMA文を実行する場合,CONNECT権限およびスキーマ定義権限が必要になります。
(4) 規則
-
1HADBユーザが所有できるスキーマは1つだけです。
-
自分(HADBサーバに接続中の認可識別子のHADBユーザ)のスキーマだけを定義できます。ほかのHADBユーザのスキーマは定義できません。例えば,認可識別子にADBUSER01を指定してadbsqlコマンドを実行した場合,CREATE SCHEMA文で定義できるスキーマはADBUSER01のスキーマだけです。
(5) 例題
- 例題
-
スキーマ名ADBUSER01のスキーマを定義します。
CREATE SCHEMA "ADBUSER01"