8.1 スカラ関数の一覧
スカラ関数の一覧を次の表に示します。
項番 |
分類 |
スカラ関数名 |
機能 |
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1 |
数学関数 |
三角関数 |
対象データの逆余弦である角度を,0〜πの範囲(ラジアン単位)で返します。 |
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2 |
対象データの逆正弦である角度を,−π/2〜π/2の範囲(ラジアン単位)で返します。 |
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3 |
対象データの逆正接である角度を,−π/2〜π/2の範囲(ラジアン単位)で返します。 |
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4 |
y/xの逆正接である角度を,−π〜πの範囲(ラジアン単位)で返します。 |
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5 |
ラジアン単位で指定された対象データの余弦(三角関数のCOS)を返します。 |
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6 |
対象データの双曲線余弦を返します。 |
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7 |
指定された角度をラジアンから度数に変換して返します。 |
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8 |
円周率πの値を返します。 |
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9 |
指定された角度を度数からラジアンに変換して返します。 |
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10 |
ラジアン単位で指定された対象データの正弦(三角関数のSIN)を返します。 |
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11 |
対象データの双曲線正弦を返します。 |
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12 |
ラジアン単位で指定された対象データの正接(三角関数のTAN)を返します。 |
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13 |
対象データの双曲線正接を返します。 |
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14 |
指数・対数計算 |
自然対数の底の値の累乗を返します。 |
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15 |
対象データの自然対数を返します。 |
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16 |
指定値を底とする対象データ(真数)の対数を返します。 |
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17 |
対象データの累乗を返します。 |
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18 |
数値計算 |
対象データの絶対値を返します。 |
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19 |
対象データ以上の値で,最小の整数値を返します。 |
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20 |
対象データ以下の値で,最大の整数値を返します。 |
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21 |
被除数を除数で割った余りを返します。 |
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22 |
最小値に指定した値以上,かつ最大値に指定した値未満の範囲での一様分布に従う擬似乱数を返します。 |
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23 |
最小値に指定した値以上,かつ最大値に指定した値未満の範囲での一様分布に従う擬似乱数を返します。 1SQL文中で,同じ識別番号を指定したRANDOMCURSORは,常に同じ値を返します。 |
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24 |
最小値に指定した値以上,かつ最大値に指定した値未満の範囲での一様分布に従う擬似乱数を返します。 1問合せ指定中で,同じ識別番号を指定したRANDOMROWは,問合せ指定の結果の行ごとに同じ値を返します。 |
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25 |
平均μ,標準偏差σの正規分布に従う擬似乱数を返します。 |
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26 |
対象データを小数点以下n桁に丸めた値を返します。 |
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27 |
対象データが正の値の場合は+1を,負の値の場合は−1を,0の場合は0を返します。 |
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28 |
対象データの平方根を返します。 |
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29 |
指定された桁数より下の数値を切り捨てた値を返します。 |
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30 |
文字列関数 |
文字列操作 |
2つの文字データを連結します。 |
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31 |
文字データの先頭(左)から一部の文字列を抽出します。 |
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32 |
対象データの先頭(左側)に,指定文字数となるまで,埋め込み文字列を繰り返し埋め込みます。 |
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33 |
対象データの文字列の先頭から順に,削除文字に指定した文字を削除します。 |
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34 |
文字データの末尾(右)から一部の文字列を抽出します。 |
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35 |
対象データの末尾(右側)に,指定文字数となるまで,埋め込み文字列を繰り返し埋め込みます。 |
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36 |
対象データの文字列の末尾から順に,削除文字に指定した文字を削除します。 |
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37 |
文字データの任意の位置から一部の文字列を抽出します。 |
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38 |
対象データの文字列から,削除文字に指定した文字を削除します。文字の削除方法を次のどれかから選択できます。
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39 |
文字列情報の取得 |
検索条件式を満たす文字列が対象データ中に含まれているかどうかを返します。 |
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40 |
対象データ中の任意の文字列を検索し,その文字列の開始位置を返します。 |
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41 |
対象データの文字列の文字数を返します。 |
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42 |
文字置換 |
対象データ中の任意の文字列を置換します。対象データ中に存在する置換対象文字列のすべてを置換後の文字列に置換します。 |
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43 |
対象データ中の任意の文字を置換します。 |
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44 |
文字変換 |
文字データの英大文字(A〜Z)を英小文字(a〜z)に変換します。 |
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45 |
文字データの英小文字(a〜z)を英大文字(A〜Z)に変換します。 |
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46 |
日時関数 |
開始日時と終了日時の差を返します。 |
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47 |
指定した日が,週の何日目かを返します。 |
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48 |
指定した日が,その年の第何日目かを返します。 |
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49 |
日時を示すデータの一部(年,月,日,時,分,または秒のどれか)を抽出します。 |
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50 |
生年月日と基準日から満年齢を求めます。 |
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51 |
日時データに指定した月の最終日の日付または日時を返します。 |
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52 |
日時データを日時書式で指定した単位に丸めて返します。 |
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53 |
対象データに指定した日時に,日時単位に指定した単位で日時を加算します。 |
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54 |
開始日時と終了日時の差を返します。 |
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55 |
日時データを日時書式で指定した単位で切り捨てます。 |
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56 |
バイナリ列関数 |
バイナリデータ操作 |
2つのバイナリデータを連結します。 |
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57 |
バイナリデータの任意の位置から一部のバイナリデータを抽出します。 |
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58 |
ビット演算 |
2つのバイナリデータのビットごとの論理積を返します。 |
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59 |
バイナリデータを左ビットシフトした値を返します。 |
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60 |
バイナリデータのビットごとの論理否定を返します。 |
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61 |
2つのバイナリデータのビットごとの論理和を返します。 |
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62 |
バイナリデータを右ビットシフトした値を返します。 |
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63 |
2つのバイナリデータのビットごとの排他的論理和を返します。 |
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64 |
配列関数 |
対象データに指定した配列データの最大要素数を返します。 |
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65 |
対象データに指定した配列データの配列要素数を返します。 |
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66 |
データ変換関数 |
対象データの先頭の文字の文字コードを整数値で返します。 |
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67 |
バイナリデータを2進文字列表現('0','1'で構成された文字データ)に変換します。 |
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68 |
データのデータ型を変換します。 |
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69 |
対象データの整数値が示す文字コードに対応する文字を返します。 |
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70 |
データのデータ型を変換します。 また,日時書式または数値書式を指定することで,次のことができます。
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71 |
バイナリデータを16進文字列表現('0'〜'9','A'〜'F'で構成された文字データ)に変換します。 |
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72 |
NULL評価関数 |
指定した対象データを指定した順に評価し,ナル値でない最初の値を返します。 |
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73 |
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74 |
対象データ1と対象データ2を比較した結果,等しい場合はNULLを返し,等しくない場合は対象データ1を返します。 |
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75 |
指定した対象データを指定した順に評価し,ナル値でない最初の値を返します。 |
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76 |
情報取得関数 |
対象データの長さをバイト数で返します。 |
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77 |
比較関数 |
対象データと比較データを順次比較し,一致した場合は対応する返却値を返します。対象データとすべての比較データが一致しない場合は,既定返却値を返します。 |
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78 |
指定した対象データの値のうち,最大値を返します。 |
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79 |
指定した対象データの値のうち,最小値を返します。 |
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80 |
対象データと比較データを順次比較し,対象データの値が比較データの値未満となる場合は,対応する返却値を返します。対象データの値がすべての比較データの値未満とならない場合は,既定返却値を返します。 |