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Hitachi Advanced Data Binder SQLリファレンス


7.25.1 四則演算の指定形式および規則

値式中に四則演算を指定できます。

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

四則演算::={数値式数値式::={値式一次子数値式*値式一次子数値式/値式一次子

(2) 指定形式の説明

数値式

数値式については,「7.20.1 値式の指定形式および規則」を参照してください。

値式一次子

値式一次子については,「7.20.1 値式の指定形式および規則」を参照してください。

(3) 四則演算の種類

四則演算の種類を次の表に示します。

表7‒35 四則演算の種類

項番

四則演算

意味

機能

1

加算

第1演算項に第2演算項を加えます。

2

減算

第1演算項から第2演算項を減らします。

3

*

乗算

第1演算項に第2演算項を掛けます。

4

/

除算

第1演算項を第2項演算項で割ります。

例えば,3+1という演算の場合,3が第1演算項,1が第2演算項になります。

(4) 規則

  1. 四則演算は,数データ(INTEGER型,SMALLINT型,DECIMALNUMERICDOUBLE PRECISION,またはFLOATのデータ)に対して指定できます。

  2. 四則演算は,最大500個の演算子(*/)を使った演算ができます。ただし,演算項に指定した値式中に指定した列が,ビュー表の列,導出表の列,または問合せ名の列の場合,その基となる値式を展開したあとの値式の総数が10,000個以内となるようにしてください。

  3. 四則演算(*/)の両側に,?パラメタだけの値式を指定できません。

  4. 四則演算に?パラメタを指定した場合,その?パラメタのデータ型には,演算対象となる相手側のデータ型が仮定されます。

  5. 実行結果の値は,非ナル値制約なし(ナル値を許す)となります。

  6. 演算項がナル値の場合は,結果もナル値になります。