45.5 注意事項
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adbstop --waitコマンドの実行中には,adbstop --cancelコマンドを実行できません。adbstop --waitコマンド実行中の終了待機状態(HADBサーバに接続中のAPの切り離し,処理中のトランザクションの完了,および実行中のコマンドの終了を待っている状態)をキャンセルしたい場合は,OSのkillコマンドでadbstop --waitコマンドのコマンドプロセスを終了させてください。
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次に示す場合,HADBサーバは新規のコネクション確立要求や新規のトランザクション開始要求を受け付けられるようになります(adbstop --waitコマンド実行前の状態に戻ります)。
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終了待機状態中にタイムアウトした場合
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注意事項1.の方法で終了待機状態をキャンセルした場合
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HAモニタありのマルチノード構成の場合,ノード復帰中のノードが存在しているときは,--forceオプションを指定したadbstopコマンドだけ実行できます(オプションの指定がない場合や,ほかのオプションを指定した場合は,adbstopコマンドを実行できません)。
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HAモニタありのマルチノード構成の場合,プライマリノードの切り替え中に,新たにプライマリノードになるセカンダリノードでadbstop --nodeコマンドを実行したときは,プライマリノードの切り替えが完了してから,新たなプライマリノード(adbstop --nodeコマンドを実行したノード)のHADBサーバが終了します。この場合,さらにプライマリノードの切り替えが発生し,優先度の最も高いセカンダリノードがプライマリノードになります。なお,切り替え先のノードがないときは,マルチノード構成のHADBサーバが終了します。
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マルチノード構成に追加処理中のワーカーノードが存在する間は,プライマリノードおよびセカンダリノードでは,adbstop --forceコマンドだけ実行できます。オプションの指定がないadbstopコマンドや,--force以外のオプションを指定したadbstopコマンドは実行できません。なお,ワーカーノードの場合は,adbstopコマンドのオプション指定に制限はありません。