Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


43.2.1 指定形式およびオプションの説明

〈この項の構成〉

(1) 指定形式

adbstart 〔{--normal|--quiescence|--offline|--maintenance}〕

(2) オプションの説明

HADBサーバ開始時の稼働モードを指定します。

オプションを何も指定しないでHADBサーバを開始した場合,前回のHADBサーバ終了時の稼働モード(通常モード,静止モード,オフラインモード,またはメンテナンスモード)が引き継がれます。例えば,前回のHADBサーバ終了時の稼働モードが静止モードであれば,次のHADBサーバ開始時の稼働モードも静止モードとなります。ただし,初めてHADBサーバを開始するときにオプションを省略すると,HADBサーバの稼働モードは通常モードになります。

マルチノード機能を使用する場合,プライマリノードのHADBサーバを開始するときには,指定した稼働モードが有効になります。ただし,セカンダリノードおよびワーカーノードのHADBサーバを開始するときには,指定した稼働モードは無視され,常に静止モードで開始されます。

--normal

HADBサーバの稼働モードを,通常モードで開始する場合に指定します。

--quiescence

HADBサーバの稼働モードを,静止モードで開始する場合に指定します。

--offline

HADBサーバの稼働モードを,オフラインモードで開始する場合に指定します。

--maintenance

HADBサーバの稼働モードを,メンテナンスモードで開始する場合に指定します。