43.1 機能
HADBサーバを開始します。また,HAモニタありのマルチノード構成の場合,マルチノード構成から切り離されたノードでadbstartコマンドを実行すると,稼働中のマルチノード構成に復帰します。
HADBサーバを開始したときの開始モードは次のようになります。
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HADBサーバの終了モードが正常終了の場合は正常開始になります。
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HADBサーバの終了モードが強制終了または異常終了の場合は再開始になります。再開始の場合は,処理中のトランザクションの回復処理が行われます。
また,オプションでHADBサーバ開始時の稼働モードを指定できます。HADBサーバの稼働モードには,次に示す4種類があります。
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通常モード
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静止モード
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オフラインモード
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メンテナンスモード
HADBサーバの稼働モードの詳細については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドの定期運用のHADBサーバの開始・終了と稼働モードのHADBサーバの稼働モードを参照してください。
なお,HADBサーバの稼働モードによって,実行できるSQL文,およびコマンドが異なります。詳細については,「43.3 各稼働モードで実行できるSQL文およびコマンド」を参照してください。
- [マルチノード機能]
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HAモニタありのマルチノード構成のHADBサーバを開始する場合は,プライマリノードおよび各セカンダリノードでadbstartコマンドを実行してください。
プライマリノードおよび全セカンダリノードの開始処理が完了したあとに,ワーカーノードでadbstartコマンドを実行し,マルチノード構成にワーカーノードを追加してください。なお,プライマリノードおよび全セカンダリノードの開始処理が完了する前に,ワーカーノードでadbstartコマンドを実行すると,マルチノード構成のHADBサーバの開始処理がエラーになります。
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HAモニタなしのマルチノード構成のHADBサーバを開始する場合は,プライマリノードでadbstartコマンドを実行してください。プライマリノードの開始処理が完了したあとに,ワーカーノードでadbstartコマンドを実行し,マルチノード構成にワーカーノードを追加してください。なお,プライマリノードの開始処理が完了する前に,ワーカーノードでadbstartコマンドを実行すると,マルチノード構成のHADBサーバの開始処理がエラーになります。
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マルチノード構成にワーカーノードを追加する場合,複数のワーカーノードを同時に追加できます。
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マルチノード構成へのノードの復帰については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドのマルチノード機能の運用のプライマリノードまたはセカンダリノードでノード障害が発生した場合の運用(HAモニタありのマルチノード構成の場合)のマルチノード構成へのノードの復帰を参照してください。
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マルチノード構成へのワーカーノードの追加については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドのマルチノード構成のHADBサーバの開始方法のマルチノード構成のHADBサーバの開始手順を参照してください。
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- [クライアント定義の集中管理機能]
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クライアント管理定義ファイル($ADBDIR/conf/adbclientdefmang.def)が存在する状態でadbstartコマンドを実行すると,クライアント定義の集中管理機能を適用できます。
- [DBエリア暗号化機能]
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サーバ定義のadb_crypto_dmkey_pathオペランドにHADB暗号鍵ファイルのパス名が指定されている場合,adbstartコマンドを実行すると,HADB暗号鍵利用パスワードの入力を求めるKFAA90013-Qメッセージが出力されます。adb_crypto_dmkey_pathオペランドに指定されているHADB暗号鍵ファイルを作成したときに設定した,HADB暗号鍵利用パスワードを入力してください。
DBエリア暗号化機能については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドのDBエリア暗号化機能を参照してください。