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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


42.1 機能

adbsqlコマンドを使用すると,会話形式でSQL文を実行できます。標準入力からSQL文を入力し,その実行結果を標準出力に出力できます。

adbsqlコマンドは,HADBクライアントとしてHADBサーバに接続します。

adbsqlコマンドで実行できるSQL文を次に示します。

定義系SQL
  • ALTER TABLE

  • ALTER USER

  • ALTER VIEW

  • CREATE AUDIT

  • CREATE INDEX

  • CREATE SCHEMA

  • CREATE TABLE

  • CREATE USER

  • CREATE VIEW

  • DROP AUDIT

  • DROP INDEX

  • DROP SCHEMA

  • DROP TABLE

  • DROP USER

  • DROP VIEW

  • GRANT

  • REVOKE

操作系SQL
  • DELETE

  • INSERT

  • SELECT

  • UPDATE

  • TRUNCATE TABLE

  • PURGE CHUNK

SQL文中に?パラメタを指定できます。詳細については,「42.6 SQL文中に?パラメタを指定した場合の操作方法」を参照してください。

制御系SQL
  • COMMIT

  • ROLLBACK

また,adbsqlサブコマンドも実行できます。adbsqlサブコマンドを使用してHADBからの切り離しなどを行います。adbsqlサブコマンドについては,「42.5 adbsqlサブコマンド」を参照してください。

adbsqlコマンドを使用する際の前提条件

adbsqlコマンドは,クライアント定義を使用してHADBサーバに接続します。そのため,HADBクライアントの環境設定および環境変数の設定が必要になります。HADBクライアントの環境設定および環境変数の設定については,マニュアルHADB AP開発ガイドHADBクライアントの環境設定(ODBCドライバおよびCLI関数を使用する場合)を参照してください。

メモ

adbsqlコマンドは,既定のクライアント定義ファイル($ADBCLTDIR/conf/client.def)を使用してHADBサーバに接続します。既定以外のクライアント定義ファイルを使用したい場合は,-zオプションで指定してください。

また,HADBサーバに接続するには,CONNECT権限を持つHADBユーザの認可識別子で接続する必要があります。