17.10.3 インポート対象表にB-treeインデクスまたはテキストインデクスが定義されている場合
インポート対象表にB-treeインデクスが定義されている場合(主キーが定義されている場合を含む),またはテキストインデクスが定義されている場合は,adbimportコマンドを再実行する前に,KFAA80220-Iメッセージ※が出力されているかどうかを確認してください。KFAA80220-Iメッセージ※は,インデクスレコードのソート処理が完了したときに出力されるメッセージです。このメッセージが出力されている場合は,B-treeインデクスとテキストインデクス作成処理からの再実行機能が適用され,データインポート処理の再実行に掛かる時間を短縮できます。
- 注※
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サーバ定義のadb_cmd_ixrec_file_useオペランドにREUSABLEを指定した場合は,KFAA80203-Iメッセージが出力されているかどうかを確認してください。KFAA80203-Iメッセージは,表データのインポートが完了したときに出力されるメッセージです。このメッセージが出力されている場合は,B-treeインデクスとテキストインデクス作成処理からの再実行機能が適用されます。
このメッセージが出力されていない場合は,データインポート処理は最初から(表データのインポートから)となります。
adbimportコマンドが異常終了したときと同じHADBユーザでadbimportコマンドを再実行すると,B-treeインデクスとテキストインデクス作成処理からの再実行機能が自動的に適用されます。特別な操作はありません。
なお,adbimportコマンドの再実行時にコマンドオプションおよびインポートオプションを変更する場合は,「17.10.6 再実行時にコマンドオプションおよびインポートオプションを変更する場合」を参照してください。
- 重要
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コマンドステータスファイル($DBDIR/ADBSYS/ADBUTLディレクトリ下のファイル)に対するアクセスエラー(KFAA50244-Eメッセージ)が発生した場合は,--forceオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行してください。
また,adbimportコマンドが中断した状態で,処理対象表にインデクスを定義してKFAA50209-Eメッセージが出力された場合も,--forceオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行してください。adbimportコマンドが中断していない場合は,--forceコマンドを指定しないでadbidxrebuildコマンドを実行してください。
--forceオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行する方法については,「17.10.7 adbimportコマンドの再実行時にエラーが発生した場合」の「(2) --forceオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行するケース」を参照してください。
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作業用一時ファイルに対するアクセスエラー(KFAA50247-Eメッセージ)が発生した場合は,--create-temp-fileオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行してください。
--create-temp-fileオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行する方法については,「17.10.7 adbimportコマンドの再実行時にエラーが発生した場合」の「(1) --create-temp-fileオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行するケース」を参照してください。
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