17.1.3 adbimportコマンドが使用するスレッドの関係
adbimportコマンドは,次の処理で処理リアルスレッドを使用します。
-
表データのインポート,レンジインデクスの作成・メンテナンス,および作業用一時ファイルの作成
この処理では,「1~( MAX_RTHD_NUM-1 )」の処理リアルスレッドを使用します。
MAX_RTHD_NUMは,インポートオプションadb_import_rthd_numの指定値またはデフォルト値となります。インポートオプションadb_import_rthd_numのデフォルト値については,「17.2.2 インポートオプションの形式」の「(2) 指定形式の説明」の「(b) 性能に関するオプション」にある,インポートオプションadb_import_rthd_numを参照してください。
-
B-treeインデクスおよびテキストインデクスのレコードのソート
この処理では,「1~( MAX_RTHD_NUM-1 )」の処理リアルスレッドを使用します。
-
B-treeインデクスおよびテキストインデクスの作成・メンテナンス
この処理では,「1~( MAX_RTHD_NUM-1 )」の処理リアルスレッドを使用します。
-
コマンドの処理経過の出力
この処理では,処理リアルスレッドを1つ使用します。
なお,処理1~処理3は順に実行されます。処理4は,処理1~処理3の実行中,常に実行されます。
adbimportコマンドが処理リアルスレッドを使用する処理を,次の図に示します。上記の番号は,図中の番号に対応しています。