16.5.6 adbidxrebuildコマンドの再実行時にエラーが発生した場合
adbidxrebuildコマンドの再実行時にエラーが発生した場合は,次に示す手順で障害原因を特定し,対処してください。
手順
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KFAA50244-Eメッセージが出力されているかどうかを確認する
KFAA50244-Eメッセージが出力されている場合は,コマンドステータスファイル($DBDIR/ADBSYS/ADBUTLディレクトリ下のファイル)に対するアクセスエラーが発生しています。--forceオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行してください。
詳細については,「(2) --forceオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行するケース」を参照してください。
KFAA50244-Eメッセージが出力されていない場合は,手順2.に進んでください。
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KFAA50247-Eメッセージが出力されているかどうかを確認する
KFAA50247-Eメッセージが出力されている場合は,作業用一時ファイルに対するアクセスエラーが発生しています。--create-temp-fileオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行してください。
詳細については,「(1) --create-temp-fileオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行するケース」を参照してください。
KFAA50247-Eメッセージが出力されていない場合は,手順3.に進んでください。
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KFAA50244-EおよびKFAA50247-Eメッセージ以外のメッセージを確認する
出力されたメッセージを確認して,障害原因を特定してください。障害原因の対処を行ったあとで,adbidxrebuildコマンドを実行してください。
- 〈この項の構成〉
(1) --create-temp-fileオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行するケース
adbidxrebuildコマンドの再実行時にKFAA50247-Eメッセージが出力された場合は,作業用一時ファイルに対するアクセスエラーが発生しています。--create-temp-fileオプションを指定して,adbidxrebuildコマンドを実行してください。
- 重要
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--create-temp-fileオプションは,再実行に必要な作業用一時ファイル(インデクスレコードファイルまたはソート結果用ファイル)が存在しない場合に指定することを想定しています。もし,作業用一時ファイルが存在する場合にadbidxrebuildコマンドを実行すると,存在するファイルは再作成されます。ただし,対象のファイルへの書き込み権限または読み取り権限がないと,adbidxrebuildコマンド実行時にアクセスエラーになることがあります(KFAA30959-Eメッセージ,KFAA40204-Eメッセージ,KFAA40205-Eメッセージ,KFAA40214-Eメッセージ,KFAA41205-Eメッセージ,またはKFAA41206-Iメッセージが出力されます。エラー番号には13(EACCES)が出力されます)。このときは,OSのrmコマンドなどで該当するファイルを削除してから,adbidxrebuildコマンドをもう一度実行してください。
(2) --forceオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行するケース
adbidxrebuildコマンドの再実行時にKFAA50244-Eメッセージが出力された場合は,コマンドステータスファイル($DBDIR/ADBSYS/ADBUTLディレクトリ下のファイル)に対するアクセスエラーが発生しています。
この場合は,次に示す手順で対処してください。
手順
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作業用一時ファイルを削除する
次に示すディレクトリ下のファイル(作業用一時ファイル)を,OSのrmコマンドなどで削除してください。書き込み権限または読み取り権限がないファイルがあると,adbidxrebuildコマンドを実行できないことがあります。
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前回中断したコマンドの実行時に-wオプションを指定した場合
-wオプションに指定した作業用一時ファイルの格納先ディレクトリ
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前回中断したコマンドの実行時に-wオプションを省略した場合
$DBDIR/ADBWORKディレクトリ
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--forceオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行する
--forceオプションを指定してadbidxrebuildコマンドを実行してください。