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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


15.4 リターンコード

adbgetcstコマンドのリターンコードを次の表に示します。

表15‒3 adbgetcstコマンドのリターンコード

リターンコード

意味

0

adbgetcstコマンドが正常に終了しました。

4

adbgetcstコマンドは正常に終了しましたが,警告メッセージが出力されました。表示された警告メッセージ,またはメッセージログファイルに出力された警告メッセージを確認して,その警告メッセージの対処に従ってください。

なお,KFAA50291-Wメッセージが出力された場合,次に示す理由でコスト情報の収集処理をスキップした表があります。

  • 処理対象表が更新不可状態になっている

  • 処理対象表に定義されているB-treeインデクス,テキストインデクス,またはレンジインデクスが未完状態になっている

  • 処理対象表に対して実行したadbimportコマンドまたはadbidxrebuildコマンドが中断している

この場合,表の更新不可状態または該当するインデクスの未完状態を解除するか,中断したコマンドを再実行したあとに,コスト情報を収集してください。

表の更新不可状態を解除する方法については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイド実表が更新不可状態になった場合を参照してください。

B-treeインデクスの未完状態を解除する方法については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドB-treeインデクスが未完状態になったときの対処方法を参照してください。

テキストインデクスの未完状態を解除する方法については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドテキストインデクスが未完状態になったときの対処方法を参照してください。

レンジインデクスの未完状態を解除する方法については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドレンジインデクスが未完状態になったときの対処方法を参照してください。

中断したコマンドを確認する場合は,adbdbstatusコマンドの-cオプションにtable-nオプションに処理対象表名を指定して,表のサマリ情報を出力してください。出力結果の「Rerun_command」列に中断したコマンド名が出力されています。adbdbstatusコマンドについては,「13. adbdbstatus(データベースの状態解析)」を参照してください。

8

次のどちらかのエラーが発生しました。

  • adbgetcstコマンドの指定に誤りがあり,adbgetcstコマンドが実行されませんでした。

  • adbgetcstコマンドの実行中にエラーが発生しました。エラーの原因と対処方法については,表示されたエラーメッセージまたはメッセージログファイルに出力されたエラーメッセージを参照してください。