Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


14.1.2 adbexportコマンドが使用するスレッドの関係

adbexportコマンドは,次の処理で処理リアルスレッドを使用します。

  1. 表データの検索

    この処理では,「1~( MAX_RTHD_NUM-1-処理2で使用する処理リアルスレッド数 )」の処理リアルスレッドを使用します。

    MAX_RTHD_NUMは,エクスポートオプションadb_export_rthd_numの指定値またはデフォルト値となります。エクスポートオプションadb_export_rthd_numのデフォルト値については,「14.2.2 エクスポートオプションの形式」の「(2) 指定形式の説明」の「(a) 性能に関するオプション」にある,エクスポートオプションadb_export_rthd_numを参照してください。

  2. 検索結果の出力

    この処理では,「1~( MIN(↓(MAX_RTHD_NUM-1)÷2↓,出力データファイルの数) )」の処理リアルスレッドを使用します。

  3. コマンドの処理経過の出力

    この処理では,処理リアルスレッドを1つ使用します。

なお,処理1~処理3は,同時に実行されます。

adbexportコマンドが処理リアルスレッドを使用する処理を,次の図に示します。上記の番号は,図中の番号に対応しています。

図14‒2 adbexportコマンドが処理リアルスレッドを使用する処理

[図データ]