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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


12.1.1 機能概要

adbconvertaudittrailfileコマンドは,HADBサーバの監査証跡をJP1/Audit Management - Manager(JP1/Audit)で収集・管理する場合に,実行するコマンドです。

adbconvertaudittrailfileコマンドを実行すると,監査証跡ファイル内の監査証跡を,JP1/Auditが扱える形式(統一フォーマット形式)に変換できます。adbconvertaudittrailfileコマンドで変換した監査証跡は,統一フォーマット用監査証跡ファイルに出力されます。

adbconvertaudittrailfileコマンドの処理概要を次の図に示します。

図12‒1 adbconvertaudittrailfileコマンドの処理概要

[図データ]

[説明]

adbconvertaudittrailfileコマンドを実行すると,HADBサーバの監査証跡ファイル内にある監査証跡は,JP1/Auditが扱える形式(統一フォーマット形式)に変換されます。変換結果は,統一フォーマット用監査証跡の出力先ディレクトリ下にある統一フォーマット用監査証跡ファイルに出力されます。この処理を,監査証跡ファイルの変換といいます。

■統一フォーマット用監査証跡ファイル

adbconvertaudittrailfileコマンドで変換された監査証跡が出力されるファイルです。変換された監査証跡は,JP1/Auditで収集・管理できます。

統一フォーマット用監査証跡ファイルの詳細については,「12.1.2 統一フォーマット用監査証跡ファイルの切り替え」を参照してください。

監査証跡機能とJP1/Auditとの連携については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイド監査証跡機能とJP1/Audit Management - Managerとの連携を参照してください。

メモ

現用の監査証跡ファイルは変換できません。現用の監査証跡ファイルを変換したい場合は,adbaudittrail --swapコマンドを実行し,現用の監査証跡ファイルを切り替える必要があります。