4.2.1 指定形式およびオプションの説明
- 〈この項の構成〉
(1) 指定形式
adbcancel {--ALL | -u コネクションID}
(2) オプションの説明
- ●--ALL
-
HADBサーバに接続しているすべてのコネクションに対応するHADBサーバの処理を強制終了したあとに,HADBサーバからコネクションを切り離す場合に指定します。
なお,--ALLを指定してadbcancelコマンドを実行した場合,KFAA91251-Qメッセージが出力されます。そこで,adbcancelコマンドを実行するかどうかの最終確認に応答してください。adbcancelコマンドを実行しても問題ない場合はy(またはY)を応答してください。y(またはY)以外を応答した場合は,adbcancelコマンドの実行を中止します。
また,マルチノード機能を使用している場合,マルチノード構成の全HADBサーバに接続しているすべてのコネクションが,adbcancelコマンドの対象となります。ただし,ワーカーノードでadbcancel --ALLコマンドを実行した場合は,adbcancel --ALLコマンドを実行したワーカーノードで実行中のトランザクションとそのコネクションだけが,adbcancelコマンドの対象となります。
- ●-u コネクションID
-
〜〈整数〉((1〜1,024))
強制終了の対象とするコネクションのコネクションIDを指定します。
adbls -d cnctコマンドの実行結果のCID欄で確認したコネクションIDを指定します。adbls -d cnctコマンドについては,「24. adbls -d cnct(コネクションの状態表示)」を参照してください。
- ■adbls -d cnctコマンドの実行結果の例