3.3.2 監査証跡機能に関連する情報を表示する場合
監査証跡機能に関連する情報を表示します。
adbaudittrail -u ADBAUDITVIEWER -p '#HelloHADB_VIEWER' -d
adbaudittrail -dコマンドを実行すると,監査証跡機能に関連する情報を確認できます。
- 出力例
-
audit write-error audit-directory-path audit-file-max-size audit-file-number ACTIVE DOWN /home/ADBAUDITADMIN/audit 256 100
各出力項目の説明
- audit:
-
監査証跡機能のステータス情報が表示されます。次のどれかの情報が表示されます。
-
ACTIVE
監査証跡機能は有効です。
-
ACTIVE(NO OUTPUT)
監査証跡機能は有効です。ただし,監査証跡ファイルへの監査証跡の出力が抑止されている状態です。
-
INACTIVE
監査証跡機能は無効です。
-
- write-error:
-
ディスクの満杯やディスク障害などの原因によって,監査証跡ファイルに監査証跡を書き込めなくなったときの処理方式が表示されます。--write-errorオプションに指定した値が表示されます。
-
DOWN
監査証跡ファイルへの書き込みに失敗した場合,HADBサーバを異常終了する設定になっています。
-
FAILSOFT
監査証跡ファイルへの書き込みに失敗した場合でも,HADBサーバは動作を継続する設定になっています。
-
- audit-directory-path:
-
監査証跡の出力先ディレクトリが表示されます。サーバ定義のadb_audit_log_pathオペランドに指定したディレクトリ名が表示されます。
- audit-file-max-size:
-
監査証跡ファイルの最大容量がメガバイト単位で表示されます。サーバ定義のadb_audit_log_max_sizeオペランドの値が表示されます。
- audit-file-number:
-
監査証跡ファイルの最大世代数が表示されます。サーバ定義のadb_audit_log_max_numオペランドの値が表示されます。
adb_audit_log_max_numオペランドに0を指定している場合,またはadb_audit_log_max_numオペランドの指定を省略している場合は,0が表示されます。0は監査証跡ファイルの最大世代数の上限がないことを意味しています。