2.5 adbarchivechunkコマンドが異常終了したときの対処方法
adbarchivechunkコマンドが異常終了した場合は,次に示すメッセージが出力されているかどうかを確認してください。
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KFAA50225-E
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KFAA96606-E
これらのメッセージが出力されているときは,コマンドのオプションや,アーカイブチャンクオプションの指定に誤りがあります。コマンドのオプションまたはアーカイブチャンクオプションを修正したあとに,adbarchivechunkコマンドを再実行してください。
-cオプションの指定の誤りについては,「2.2.1 指定形式およびオプションの説明」の「(3) -cオプションの指定が原因のエラー」を参照してください。
また,-rオプションの指定の誤りについては,指定した範囲指定の種類によって,次に示す個所をそれぞれ参照してください。
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日付の範囲指定を指定した場合
「2.2.1 指定形式およびオプションの説明」の「(4) -rオプション(範囲指定)の詳細」の「(a) 日付の範囲指定」の「表2‒5 日付の範囲指定の指定内容に誤りがある場合に出力されるメッセージIDと,考えられる誤り」を参照してください。
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時刻の範囲指定を指定した場合
「2.2.1 指定形式およびオプションの説明」の「(4) -rオプション(範囲指定)の詳細」の「(b) 時刻の範囲指定」の「表2‒7 時刻の範囲指定の指定内容に誤りがある場合に出力されるメッセージIDと,考えられる誤り」を参照してください。
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時刻印の範囲指定を指定した場合
「2.2.1 指定形式およびオプションの説明」の「(4) -rオプション(範囲指定)の詳細」の「(c) 時刻印の範囲指定」の「表2‒9 時刻印の範囲指定の指定内容に誤りがある場合に出力されるメッセージIDと,考えられる誤り」を参照してください。
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固定長文字列の範囲指定を指定した場合
「2.2.1 指定形式およびオプションの説明」の「(4) -rオプション(範囲指定)の詳細」の「(d) 固定長文字列の範囲指定」の「表2‒10 固定長文字列の範囲指定の指定内容に誤りがある場合に出力されるメッセージIDと,考えられる誤り」を参照してください。
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10進数の範囲指定を指定した場合
「2.2.1 指定形式およびオプションの説明」の「(4) -rオプション(範囲指定)の詳細」の「(e) 10進数の範囲指定」の「表2‒11 10進数の範囲指定に誤りがある場合に出力されるメッセージIDと,考えられる誤り」を参照してください。
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整数の範囲指定を指定した場合
「2.2.1 指定形式およびオプションの説明」の「(4) -rオプション(範囲指定)の詳細」の「(f) 整数の範囲指定」の「表2‒12 整数の範囲指定の指定内容に誤りがある場合に出力されるメッセージIDと,考えられる誤り」を参照してください。
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浮動小数点数の範囲指定を指定した場合
「2.2.1 指定形式およびオプションの説明」の「(4) -rオプション(範囲指定)の詳細」の「(g) 浮動小数点数の範囲指定」の「表2‒13 浮動小数点数の範囲指定の指定内容に誤りがある場合に出力されるメッセージIDと,考えられる誤り」を参照してください。
なお,異常終了したadbarchivechunkコマンドで複数のチャンクを指定していた場合は,異常発生時より前に処理されたチャンクだけがアーカイブされています。この場合,異常終了した原因を取り除いたあと,異常終了したときと同じ指定でadbarchivechunkコマンドを再実行してください。残りのチャンクに対して,チャンクのアーカイブ処理を実行します。
上記のメッセージが出力されていない場合は,異常終了した原因を取り除いたあとでadbarchivechunkコマンドを再実行してください。
なお,adbarchivechunkコマンドは表およびインデクスの内容を変更しません。そのため,adbarchivechunkコマンドが異常終了しても,表およびインデクスを回復させる必要はありません。