Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


2.5 adbarchivechunkコマンドが異常終了したときの対処方法

adbarchivechunkコマンドが異常終了した場合は,次に示すメッセージが出力されているかどうかを確認してください。

これらのメッセージが出力されているときは,コマンドのオプションや,アーカイブチャンクオプションの指定に誤りがあります。コマンドのオプションまたはアーカイブチャンクオプションを修正したあとに,adbarchivechunkコマンドを再実行してください。

-cオプションの指定の誤りについては,「2.2.1 指定形式およびオプションの説明」の「(3) -cオプションの指定が原因のエラー」を参照してください。

また,-rオプションの指定の誤りについては,指定した範囲指定の種類によって,次に示す個所をそれぞれ参照してください。

なお,異常終了したadbarchivechunkコマンドで複数のチャンクを指定していた場合は,異常発生時より前に処理されたチャンクだけがアーカイブされています。この場合,異常終了した原因を取り除いたあと,異常終了したときと同じ指定でadbarchivechunkコマンドを再実行してください。残りのチャンクに対して,チャンクのアーカイブ処理を実行します。

上記のメッセージが出力されていない場合は,異常終了した原因を取り除いたあとでadbarchivechunkコマンドを再実行してください。

なお,adbarchivechunkコマンドは表およびインデクスの内容を変更しません。そのため,adbarchivechunkコマンドが異常終了しても,表およびインデクスを回復させる必要はありません。