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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


2.3.2 チャンクのアーカイブ処理を実行する前に,指定した日付の範囲を基にアーカイブされるチャンクを確認する場合

次に示す条件で,実際にチャンクのアーカイブ処理を実行する前に,指定した日付の範囲を基にどのチャンクがアーカイブされるかを確認します。

[図データ]

このとき,次に示す手順でadbarchivechunkコマンドを実行します。

手順
  1. adbarchivechunkコマンドを実行する

  2. 指定した日付の範囲のデータを含むチャンクをKFAA80245-Iメッセージで確認する

各手順の例を以降で説明します。

〈この項の構成〉

(1) adbarchivechunkコマンドを実行する

adbarchivechunk -u ADBUSER01              ...1
                -p '#HelloHADB_01'        ...2
                -r 2011/01/01-2011/12/31  ...3
                -t                        ...4
                TABLE01                   ...5
[説明]
  1. adbarchivechunkコマンドを実行するHADBユーザの認可識別子を指定します。

  2. -uオプションに指定した認可識別子のパスワードを指定します。

  3. アーカイブするチャンクの日付の範囲を指定します。

  4. チャンクのアーカイブ処理を実行する前に,実際にアーカイブされるチャンクのチャンクIDを確認するために指定します。

  5. 処理対象表を指定します。

(2) 指定した日付の範囲のデータを含むチャンクをKFAA80245-Iメッセージで確認する

-tオプションを指定したadbarchivechunkコマンドを実行したあとに出力される,KFAA80245-Iメッセージを確認してください。

KFAA80245-Iメッセージには,アーカイブレンジ列の値が,日付の範囲指定で指定した範囲(2011年01月01日〜2011年12月31日)のデータを含む,アーカイブ対象のチャンクのチャンクIDが出力されます。

これらのチャンクに対して,チャンクのアーカイブ処理を行う場合は,-tオプション以外は同じ指定で(-tオプションを省略して)adbarchivechunkコマンドを実行してください。アーカイブするチャンクを見直す場合は,日付の範囲の値(-rオプションの指定値)を修正したあとで,adbarchivechunkコマンドを実行してください。