Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


40.5.4 SQL文の統計情報で出力される項目

〈この項の構成〉

(1) SQL文の統計情報で出力される項目の一覧

SQL文の統計情報で出力される項目(列)のタイトル,および出力される内容を次の表に示します。各列の出力順序は,次に示す表の項番の順序と同じです。

1つのSQL文が複数のグローバルバッファや複数のDBエリアにアクセスした場合,SQL文の統計情報では,1つのSQL文に対して,グローバルバッファごと,DBエリアごとに複数行の情報が出力されます。SQL文の統計情報の出力例については,「(2) SQL文の統計情報の出力例」を参照してください。

表40‒7 SQL文の統計情報で出力される列

項番

列のタイトル

出力される内容

囲み文字の有無

1

Type

出力される情報の種類

SQLSQL文の統計情報

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では同じ値が出力されます。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,通常の値が出力されます。

×

2

HADB_system_version

統計ログファイルに情報を出力したHADBサーバのバージョン

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では同じ値が出力されます。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,通常の値が出力されます。

3

Timestamp

統計ログファイルへの出力日時

統計ログファイルに該当の情報を出力した日時が,次の形式で出力されます。

"YYYY-MM-DDhh:mm:ss.nnnnnn"※1

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では同じ値が出力されます。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,通常の値が出力されます。

4

AP_name

AP識別子
  • APからのコネクションの場合

    クライアント定義のadb_clt_ap_nameオペランドに指定されているAP識別子が出力されます。adb_clt_ap_nameオペランドを省略している場合は,"********"が出力されます。

  • コマンドからのコネクションの場合

    コマンド名が出力されます。

    adbsqlコマンドの場合は,クライアント定義のadb_clt_ap_nameで指定されているAP識別子が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では同じ値が出力されます。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,通常の値が出力されます。

5

Connection_information

コネクション情報

コネクション確立時にメッセージログファイルに出力されるKFAA81000-Iメッセージのコネクション情報が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では同じ値が出力されます。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,通常の値が出力されます。

6

Connect_time

コネクション確立日時

該当するコネクションを確立した日時が,次の形式で出力されます。

"YYYY-MM-DDhh:mm:ss.nnnnnn"※1

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では同じ値が出力されます。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,通常の値が出力されます。

7

SQL_serial_number

コネクションが確立してからのSQL文通番

メッセージログファイルに出力されるKFAA51000-Iメッセージ※2およびKFAA51005-Iメッセージ※3のSQL文通番が出力されます。

このSQL文通番から,対象のSQL文を特定できます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では同じ値が出力されます。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,通常の値が出力されます。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • 18,446,744,073,709,551,615を超えると,ラップアラウンドして0に戻ります。

×

8

SQL_type

SQL文種別※4

該当するSQL文のSQL文種別が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では同じ値が出力されます。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,通常の値が出力されます。

×

9

SQL_total_time

SQL文の実行時間※5(単位:マイクロ秒)

該当するSQL文の実行に掛かった時間が出力されます。

なお,SQL文が異常終了した場合も,実行時間にカウントされます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • 18,446,744,073,709,551,615マイクロ秒を超えると,ラップアラウンドして0に戻ります。

×

10

Fetch_row_cnt

検索行数※6

該当するSQL文で検索した行数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • 18,446,744,073,709,551,615行を超えると,ラップアラウンドして0に戻ります。

×

11

Update_row_cnt

更新行数※7

該当するSQL文で更新した行数が出力されます。

更新行数のカウント対象となるSQL文は,INSERT文,UPDATE文,およびDELETE文です。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • 18,446,744,073,709,551,615行を超えると,ラップアラウンドして0に戻ります。

×

12

Hashgrp_area_max_size

ハッシュグループ化領域の最大使用量※8(単位:バイト)

該当するSQL文で使用量が最も大きい値が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

×

13

Hashgrp_area_get_cnt

ハッシュグループ化領域の確保回数※8

該当するSQL文で確保した回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • 18,446,744,073,709,551,615回を超えると,ラップアラウンドして0に戻ります。

×

14

Hashtbl_area_max_size

ハッシュテーブル領域の最大使用量(単位:バイト)

該当するSQL文で使用量が最も大きい値が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

×

15

Lock_dbarea_request_cnt

排他資源(DBエリア)の確保回数

該当するSQL文で,排他資源(データ用DBエリアおよびシステム表用DBエリア)を確保した回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • 18,446,744,073,709,551,615回を超えると,ラップアラウンドして0に戻ります。

×

16

Lock_dbarea_wait_cnt

排他資源(DBエリア)の確保待ちの発生回数

該当するSQL文で,排他資源(データ用DBエリアおよびシステム表用DBエリア)が確保待ちになった回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • 18,446,744,073,709,551,615回を超えると,ラップアラウンドして0に戻ります。

×

17

Lock_dbarea_wait_time

排他資源(DBエリア)の確保待ちの時間(単位:マイクロ秒)

該当するSQL文で,排他資源(データ用DBエリアおよびシステム表用DBエリア)が確保待ちになった時間が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • 18,446,744,073,709,551,615マイクロ秒を超えると,ラップアラウンドして0に戻ります。

×

18

Lock_table_request_cnt

排他資源(表)の確保回数

該当するSQL文で,排他資源(処理対象表およびシステム表)を確保した回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • 18,446,744,073,709,551,615回を超えると,ラップアラウンドして0に戻ります。

×

19

Lock_table_wait_cnt

排他資源(表)の確保待ちの発生回数

該当するSQL文で,排他資源(処理対象表およびシステム表)が確保待ちになった回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • 18,446,744,073,709,551,615回を超えると,ラップアラウンドして0に戻ります。

×

20

Lock_table_wait_time

排他資源(表)の確保待ちの時間(単位:マイクロ秒)

該当するSQL文で,排他資源(処理対象表およびシステム表)が確保待ちになった時間が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • 18,446,744,073,709,551,615マイクロ秒を超えると,ラップアラウンドして0に戻ります。

×

21

DBbuff_dbarea_information_num

DBエリア情報の出力番号

DBエリアの情報が複数ある場合,情報を識別するための番号が1から順に出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

×

22

DBbuff_information_num

グローバルバッファ情報の出力番号

1つのDBエリアに対してグローバルバッファの情報が複数ある場合,情報を識別するための番号が1から順に出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

×

23

DBbuff_dbarea_name

DBエリア名

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

24

DBbuff_name

グローバルバッファ名

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

25

DBbuff_page_request_cnt

グローバルバッファのページ要求回数

該当するSQL文で要求された回数が出力されます(レンジインデクスページは除く)。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

26

DBbuff_page_hit_cnt

グローバルバッファのページヒット回数

該当するSQL文でヒットした回数が出力されます(レンジインデクスページは除く)。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

27

DBbuff_page_hit_rate

グローバルバッファのページヒット率※10(単位:%)

該当するSQL文でのヒット率が出力されます(レンジインデクスページは除く)。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

×

28

DBbuff_page_put_cnt

グローバルバッファへの書き込み回数

該当するSQL文で書き込まれた回数が出力されます(レンジインデクスページは除く)。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

29

DBbuff_page_read_cnt

グローバルバッファへのファイル読み込み回数

該当するSQL文でファイルが読み込まれた回数が出力されます(レンジインデクスページは除く)。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

30

DBbuff_page_write_cnt

グローバルバッファからのファイル書き込み回数

該当するSQL文でファイルに書き込まれた回数が出力されます(レンジインデクスページは除く)。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

31

DBbuff_page_rng_request_cnt

グローバルバッファのレンジインデクスページの要求回数

該当するSQL文で要求された回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

32

DBbuff_page_rng_hit_cnt

グローバルバッファのレンジインデクスページのヒット回数

該当するSQL文でヒットした回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

33

DBbuff_page_rng_hit_rate

グローバルバッファのレンジインデクスページのヒット率※10(単位:%)

該当するSQL文でのヒット率が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

×

34

DBbuff_page_rng_put_cnt

グローバルバッファのレンジインデクスページへの書き込み回数

該当するSQL文で書き込まれた回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

35

DBbuff_page_rng_read_cnt

グローバルバッファのレンジインデクスページへのファイル読み込み回数

該当するSQL文でファイルが読み込まれた回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

36

DBbuff_page_rng_write_cnt

グローバルバッファのレンジインデクスページからのファイル書き込み回数

該当するSQL文でファイルに書き込まれた回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

37

DBbuff_tblscan_request_cnt

テーブルスキャンバッファのページ要求回数

サーバ定義のadbbuffオペランドの-k-vオプションに関連する項目です。

該当するSQL文で要求された回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

38

DBbuff_tblscan_hit_cnt

テーブルスキャンバッファのページヒット回数※11

サーバ定義のadbbuffオペランドの-k-vオプションに関連する項目です。

該当するSQL文でヒットした回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

39

DBbuff_tblscan_hit_rate

テーブルスキャンバッファのページヒット率※10,※11(単位:%)

サーバ定義のadbbuffオペランドの-k-vオプションに関連する項目です。

該当するSQL文でヒット率が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

×

40

DBbuff_tblscan_read_cnt

テーブルスキャンバッファへのファイル読み込み回数※12

サーバ定義のadbbuffオペランドの-k-vオプションに関連する項目です。

該当するSQL文でファイルが読み込まれた回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

41

DBbuff_tblscan_failed_cnt

テーブルスキャンバッファでバッファ不足が発生した回数

サーバ定義のadbbuffオペランドの-k-vオプションに関連する項目です。

該当するSQL文でバッファ不足が発生した回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

42

DBbuff_tblscan_insufficient_buff_num

テーブルスキャンバッファの不足バッファ面数

サーバ定義のadbbuffオペランドの-k-vオプションに関連する項目です。

該当するSQL文で不足したバッファ面数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

43

DBbuff_tblscan_reset_cnt

テーブルスキャンバッファのリセット回数

サーバ定義のadbbuffオペランドの-k-vオプションに関連する項目です。

該当するSQL文でリセットした回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

44

DBbuff_wrktbl_clt_request_cnt

ローカル作業表用バッファのページ要求回数

該当するSQL文で要求された回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

45

DBbuff_wrktbl_clt_hit_cnt

ローカル作業表用バッファのヒット回数

該当するSQL文でヒットした回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

46

DBbuff_wrktbl_clt_hit_rate

ローカル作業表用バッファのヒット率※10(単位:%)

該当するSQL文でのヒット率が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

×

47

DBbuff_wrktbl_clt_put_cnt

ローカル作業表用バッファへの書き込み回数

該当するSQL文で書き込まれた回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

48

DBbuff_wrktbl_clt_read_cnt

ローカル作業表用バッファへのファイル読み込み回数

該当するSQL文でファイルが読み込まれた回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

49

DBbuff_wrktbl_clt_write_cnt

ローカル作業表用バッファからのファイル書き込み回数

該当するSQL文でファイルに書き込まれた回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

50

DBbuff_wrktbl_clt_tbl_cnt

ローカル作業表用バッファの生成回数

該当するSQL文で生成した回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

51

DBbuff_wrktbl_clt_sort_merge_cnt

ローカル作業表のソートでの最大のソート段数

該当するSQL文で最大のソート段数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

52

DBbuff_wrktbl_clt_sort_page_max_cnt

ローカル作業表のソートでの最大作業表ページ数

該当するSQL文で,作業表ページ数が最も大きい値が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

53

Log_usrbuf_out_cnt

ユーザログバッファの満杯による掃き出し回数

該当するSQL文で掃き出された回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

54

Log_usrfile_max_size

ユーザログファイルの最大使用量(単位:バイト)

該当するSQL文で使用量が最も大きい値が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

×

55

DBarea_extension_cnt

DBエリアの自動増分の回数※13

該当するSQL文で,レギュラーファイルのDBエリアファイルで自動増分が発生した回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

56

Log_usrfile_write_cnt

ユーザログファイルへの書き込み回数※14

該当するSQL文で書き込まれた回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

57

DBbuff_wrktbl_clt_request_fix_cnt

システムで使用する値です。※14

×

58

DBbuff_wrktbl_clt_pagein_fix_cnt

システムで使用する値です。※14

×

59

DBbuff_wrktbl_clt_pageout_fix_cnt

システムで使用する値です。※14

×

60

DBbuff_wrktbl_clt_max_used_blk_num

ローカル作業表用バッファの最大使用ページ数※14

該当するSQL文で使用ページ数が最も大きい値が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

×

61

Directory_send_num

システムで使用する値です。※14

×

62

Directory_recv_num

システムで使用する値です。※14

×

63

Log_send_num

システムで使用する値です。※14

×

64

Log_recv_num

システムで使用する値です。※14

×

65

DBbuff_send_num

システムで使用する値です。※14

×

66

DBbuff_recv_num

システムで使用する値です。※14

×

67

Node_com_num

ノード間の通信回数※14

該当するSQL文で通信した回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • 18,446,744,073,709,551,615回を超えると,ラップアラウンドして0に戻ります。

×

68

Node_com_time

ノード間の通信時間※14(単位:マイクロ秒)

該当するSQL文で通信した時間が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • 18,446,744,073,709,551,615マイクロ秒を超えると,ラップアラウンドして0に戻ります。

×

69

Bidx_page_split_cnt

B-treeインデクスのインデクスページスプリットが発生した回数※14

該当するSQL文で,B-treeインデクスのインデクスページスプリットが発生した回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

70

Tidx_page_split_cnt

テキストインデクスのインデクスページスプリットが発生した回数※14

該当するSQL文で,テキストインデクスのインデクスページスプリットが発生した回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

71

Bidx_validation_check_cnt

B-treeインデクスを使用した検索で,行データが有効かどうかを判定した回数※14

該当するSQL文で判定した回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

72

Ridx_sgmt_skip_cnt

レンジインデクスを使用した検索で,表のセグメントをスキップした回数※14

該当するSQL文でセグメントをスキップした回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

73

Ridx_chunk_skip_cnt

レンジインデクスを使用した検索で,表のチャンクをスキップした回数※14

該当するSQL文でチャンクをスキップした回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

74

Ridx_chunk_read_cnt

レンジインデクスを使用した検索で,表のチャンクをスキップしなかった回数※14

該当するSQL文でチャンクをスキップしなかった回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

75

Ridx_chunk_judge_cnt

レンジインデクスを使用した検索で,表のチャンクが探索条件を満たす値域のデータを格納しているかどうかを判定した回数※14

該当するSQL文で判定した回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

76

Ridx_sgmt_read_cnt

レンジインデクスを使用した検索で,表のセグメントをスキップしなかった回数※14

該当するSQL文で,セグメントをスキップしなかった回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

77

Ridx_sgmt_judge_cnt

レンジインデクスを使用した検索で,表のセグメントが探索条件を満たす値域のデータを格納しているかどうかを判定した回数※14

該当するSQL文で判定した回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

78

SegmentRel_rthd_max_num

セグメント解放時に使用した処理リアルスレッドの最大数※14

該当するSQL文でセグメント解放時に使用した処理リアルスレッド数のうち,最も大きい値が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

79

Csvread_file_cnt

ADB_CSVREAD関数でオープンしたファイル数※14

該当するSQL文のADB_CSVREAD関数でオープンしたファイルの数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

80

Csvread_file_read_size

ADB_CSVREAD関数で読み込んだデータサイズの合計※14(単位:バイト)

該当するSQL文のADB_CSVREAD関数で読み込んだデータサイズの合計が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

81

Hashgrp_area_shortage

ハッシュグループ化領域が不足したかどうか※14

次のどちらかの値が出力されます。

  • Y該当するSQL文でハッシュグループ化領域が不足した

  • N該当するSQL文でハッシュグループ化領域が不足しなかった

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

×

82

Hashgrp_area_sufficient_size

ハッシュグループ化領域が不足しない十分な領域サイズ※14(単位:キロバイト)

該当するSQL文で,ハッシュグループ化領域が不足しない領域サイズが出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

83

Hashtbl_area_shortage

ハッシュテーブル領域が不足したかどうか※14

次のどちらかの値が出力されます。

  • Y該当するSQL文でハッシュテーブル領域が不足した

  • N該当するSQL文でハッシュテーブル領域が不足しなかった

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

×

84

Syndict_file_access_time

同義語辞書ファイルへのアクセス時間の合計※15(単位:マイクロ秒)

該当するSQL文で,同義語辞書ファイルへのアクセスに掛かった合計時間が出力されます。

なお,SQL文が異常終了した場合も,アクセス時間がカウントされます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

85

Auditread_file_cnt

ADB_AUDITREAD関数でオープンしたファイル数※16

該当するSQL文のADB_AUDITREAD関数でオープンしたファイルの数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

86

Auditread_file_read_size

ADB_AUDITREAD関数で読み込んだデータサイズの合計※16(単位:バイト)

該当するSQL文のADB_AUDITREAD関数で読み込んだデータサイズの合計が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

87

DBbuff_tblscan_read_size

テーブルスキャンバッファへのファイル読み込みサイズ※17(単位:キロバイト)

サーバ定義のadbbuffオペランドの-k-vオプションに関連する項目です。

該当するSQL文で読み込まれたファイルサイズが出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

88

DBbuff_tblscan_rthd_min_size

各リアルスレッドがテーブルスキャンバッファで使用したメモリの最小値※17,※18(単位:バイト)

サーバ定義のadbbuffオペランドの-k-vオプションに関連する項目です。

該当するSQL文の各リアルスレッドがテーブルスキャンバッファで使用したメモリのうち,最も小さい値が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

89

DBbuff_tblscan_rthd_max_size

各リアルスレッドがテーブルスキャンバッファで使用したメモリの最大値※17,※18(単位:バイト)

サーバ定義のadbbuffオペランドの-k-vオプションに関連する項目です。

該当するSQL文の各リアルスレッドがテーブルスキャンバッファで使用したメモリのうち,最も大きい値が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

90

DBbuff_tblscan_use_size

SQL文の実行時にテーブルスキャンバッファで使用したメモリの合計※17,※18(単位:バイト)

サーバ定義のadbbuffオペランドの-k-vオプションに関連する項目です。

該当するSQL文の実行時にテーブルスキャンバッファで使用したメモリの合計値が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

91

DBbuff_tblscan_insufficient_buff_size

SQL文の実行時にテーブルスキャンバッファで容量不足が発生した際に要求したメモリの合計※17,※18(単位:バイト)

サーバ定義のadbbuffオペランドの-k-vオプションに関連する項目です。

該当するSQL文の実行時にテーブルスキャンバッファで容量不足が発生した際に要求したメモリの合計値が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,DBエリアごとの値が出力されます※9。DBエリアにアクセスしなかったSQL文の場合,値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

92

Hashflt_disabled

ハッシュフィルタが無効化されたかどうか※19

次のどちらかの値が出力されます。

  • Y:該当するSQL文はハッシュフィルタを適用できるSQL文だが,ハッシュフィルタが無効化された

  • N:上記以外

ハッシュフィルタが一部分でも無効化された場合は,Yが出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

×

93

Tbldef_req_cnt

表定義情報の取得要求回数※19

該当するSQL文で表定義情報の取得が要求された回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

94

Tbldef_access_cnt

ディクショナリ表からの表定義情報の取得回数※19

該当するSQL文でディクショナリ表から表定義情報が取得された回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

95

Tbldef_cache_access_cnt

表定義プールからの表定義情報の取得回数※19

該当するSQL文で表定義プールから表定義情報が取得された回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

96

Tbldef_cache_register_cnt

表定義プールへの表定義情報の登録回数※19

該当するSQL文で表定義情報が登録された回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

97

Tbldef_cache_sweep_cnt

表定義プールからの表定義情報の掃き出し回数※19

該当するSQL文で表定義情報が掃き出された回数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

  • オーバフローした場合,18,446,744,073,709,551,615が出力されます。

×

98

DBbuff_page_wait_cnt

システムで使用する値です。※20

×

99

Max_sql_rthd_num

最大SQL処理リアルスレッド数※21

該当するSQL文を実行したときの最大SQL処理リアルスレッド数が出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

×

100

Hashtbl_area_size

ハッシュテーブル領域サイズ※21(単位:メガバイト)

該当するSQL文を実行したときのハッシュテーブル領域サイズが出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

×

101

Hashflt_area_size

ハッシュフィルタ領域サイズ※21(単位:メガバイト)

該当するSQL文を実行したときのハッシュフィルタ領域サイズが出力されます。

1つのSQL文に対してDBエリアの情報が複数ある場合,同じSQL文では最初の行だけ値が出力されます。2行目以降は値が出力されません。

〔出力形式〕

  • 8バイトの符号なし整数で出力されます。

×

(凡例)

○:出力される値が囲み文字で囲まれます。

×:出力される値が囲み文字で囲まれません。

注※1

年(YYYY)は4桁で出力されます。月(MM),日(DD),時(hh),分(mm),および秒(ss)は2桁で出力されます。マイクロ秒(nnnnnn)は6桁で出力されます。桁数が足りない場合は,足りない分,左側に0が補われます。△は半角空白を表します。

注※2

メッセージログファイルにKFAA51000-Iメッセージを出力するためには,あらかじめ,サーバ定義のadb_sql_text_outオペランドでSQL文がメッセージログファイルに出力されるように設定しておく必要があります。

注※3

KFAA51005-Iメッセージは,SQL文がエラーになった場合に出力されます。

注※4

表示されるSQL文種別と,その内容を次の表に示します。

表40‒8 SQL文種別

項番

SQL文種別

内容

1

ALTER_TABLE

表定義の変更

2

ALTER_USER

HADBユーザの情報変更

3

ALTER_VIEW

ビュー表の再作成

4

CREATE_AUDIT

監査対象の定義

5

CREATE_INDEX

インデクスの定義

6

CREATE_SCHEMA

スキーマの定義

7

CREATE_TABLE

表の定義

8

CREATE_USER

HADBユーザの作成

9

CREATE_VIEW

ビュー表の定義

10

DROP_AUDIT

監査対象定義の削除

11

DROP_INDEX

インデクスの削除

12

DROP_SCHEMA

スキーマの削除

13

DROP_TABLE

表の削除

14

DROP_USER

HADBユーザの削除

15

DROP_VIEW

ビュー表の削除

16

GRANT

権限の付与

17

REVOKE

権限の取り消し

18

DELETE

行の削除

19

INSERT

行の挿入

20

PURGE_CHUNK

チャンク内の全行削除

21

SELECT

行の検索

22

TRUNCATE_TABLE

実表の全行削除

23

UPDATE

行の更新

24

値が出力されない場合

上記以外,またはSQL文の前処理時にエラーとなった場合

注※5

次のSQL文の実行時間がカウントされます。

  • SELECT

  • INSERT

  • UPDATE

  • DELETE

  • TRUNCATE TABLE

  • PURGE CHUNK

注※6

検索行数は,HADBサーバでの検索行数になります。そのため,検索結果の一括転送を使用したSQL文でエラーが発生した場合,APがFETCHした行数と異なる値が出力されることがあります。

また,次に示すコマンドの実行時に検索した行数は,検索行数に含まれません。

  • adbarchivechunkコマンド

  • adbexportコマンド

  • adbgetcstコマンド

  • adbidxrebuildコマンド

  • adbmergechunkコマンド

  • adbreorgsystemdataコマンド

注※7

検索結果の一括転送を使用したSQL文でエラーが発生した場合,エラーが発生するまでの更新行数がカウントされます。ただし,暗黙的にロールバックされた場合は,更新行数が0となります。

注※8

ローカルハッシュグループ化処理が適用されると,SQL処理リアルスレッドの本数分,ハッシュグループ化領域が確保されます。また,外への参照列を含む副問合せ内でローカルハッシュグループ化処理が適用された場合,副問合せの外側の行数分,ローカルハッシュグループ化処理が実行されます。したがって,ハッシュグループ化領域は,次の計算式で求められる値の回数だけ確保されます。

外側の問合せの行数×SQL処理リアルスレッド数
注※9

グローバルバッファのページ要求時には,グローバルバッファの掃き出し処理が動作することがあります。このとき,掃き出し処理の対象となるページは,ページを要求したSQL文がアクセスしたページとは異なることがあります。そのため,SQL文の統計情報には,対象のSQL文ではアクセスしないDBエリアやグローバルバッファの情報が出力されることがあります。

注※10

小数点以下は切り上げられます。

注※11

テーブルスキャンバッファへのページ単位のアクセスに関する統計情報です。

注※12

テーブルスキャンバッファへのセグメント単位のアクセスに関する統計情報です。

注※13

作業表用DBエリアの自動増分の回数は含まれません。作業表用DBエリアで自動増分が発生しているかどうかは,「40.5.1 HADBサーバの統計情報で出力される項目の一覧」の「表40‒4 HADBサーバの統計情報で出力される列」にある項番13のWrktbl_page_use_maxの値を基に判断してください。

注※14

HADB_system_version列の値が03-00の場合は,値が出力されません。

HADB_system_version列の値が03-01以降の場合に,値が出力されます。

注※15

同義語辞書ファイルにアクセスするたびにアクセス時間がカウントされますが,マイクロ秒未満の時間は切り捨てられます。このため,1回のアクセス時間がすべて1マイクロ秒未満の場合は,アクセス時間の合計が0となります。

注※16

HADB_system_version列の値が03-06以前の場合は,値が出力されません。

HADB_system_version列の値が04-00以降の場合に,値が出力されます。

注※17

HADB_system_version列の値が04-00以前の場合は,値が出力されません。

HADB_system_version列の値が04-01以降の場合に,値が出力されます。

注※18

サーバ定義のadbbuffオペランドの-vオプションに指定したテーブルスキャンバッファに使用するメモリサイズには,テーブルスキャンバッファの管理に使用する領域が含まれます。このため,-vオプションに指定したサイズのメモリすべてを,各リアルスレッドに割り振ることはできません。したがって,この注釈の対象となる出力項目に出力される値は,-vオプションに指定したテーブルスキャンバッファに使用するメモリサイズリアルスレッドごとに使用するメモリサイズの上限値とは合致しません。

注※19

HADB_system_version列の値が04-02以前の場合は,値が出力されません。

HADB_system_version列の値が04-03以降の場合に,値が出力されます。

注※20

HADB_system_version列の値が04-03以前の場合は,値が出力されません。

HADB_system_version列の値が05-00以降の場合に,値が出力されます。

注※21

HADB_system_version列の値が05-00以前の場合は,値が出力されません。

HADB_system_version列の値が05-01以降の場合に,値が出力されます。

(2) SQL文の統計情報の出力例

SQL文の統計情報では,該当するSQL文がDBエリアにアクセスしたかどうかによって,各項目に出力される値が異なります。SQL文がDBエリアにアクセスした場合と,DBエリアにアクセスしなかった場合について,SQL文の統計情報の出力例を次に示します。

メモ

次に示す出力例は,見やすさを考慮して項目の間隔を調整しています。また,実際の出力結果は横に長いため,ここでは分割して記載しています。

出力対象となったSQL文が3つのDBエリアにアクセスした場合のSQL文の統計情報の出力例を,次の図に示します。

図40‒2 SQL文が3つのDBエリアにアクセスした場合

[図データ]

出力対象となったSQL文がDBエリアにアクセスしなかった場合のSQL文の統計情報の出力例を,次の図に示します。

図40‒3 SQL文がDBエリアにアクセスしなかった場合

[図データ]