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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


38.3.2 ファイルに記述したSQL文を実行する場合

CREATE TABLE文で表T1を定義します。

  1. CREATE TABLE文をファイル(infile)に記述する

    ADBUSER01                                     ...1
    #HelloHADB_01                                 ...2
    CREATE FIX TABLE "T1"                         ...3
      ("C1" INT,"C2" CHAR(10),"C3" CHAR(7))
      IN DBAREA01;
    [説明]

    1.ファイルの先頭行にはCONNECT権限およびスキーマ定義権限を持つHADBユーザの認可識別子を指定します。

    2.2行目にはHADBユーザの認可識別子のパスワードを指定します。

    3.CREATE TABLE文を記述します。SQL文の終わりにセミコロン( ; )を記述してください。

  2. adbsqlコマンドを開始する

    adbsql -V < infile

    実行するSQL文を表示するために-Vオプションを指定します。

  3. 実行結果を確認する

      USER-ID ?
    ADBUSER01 
     
      PASSWORD ?
    COMMAND ?     +----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+
    CREATE FIX TABLE "T1"                     ...1
    NEXT ?        +----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+
      ("C1" INT,"C2" CHAR(10),"C3" CHAR(7))   ...1
    NEXT ?        +----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+
      IN DBAREA01;                            ...1
    KFAA96403-I SQL processing completed.     ...2
    COMMAND ?     +----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+
    [説明]

    1.-Vオプションを指定したため,実行したSQL文が表示されます。

    2.CREATE TABLE文が正常に実行されたメッセージが表示されます。

留意事項
  • ファイル中に記述する文字の文字コードは,環境変数ADBCLTLANGで指定した文字コードと同じにしてください。

  • 改行コードは,X'0A'LF)またはX'0D0A'CRLF)としてください。

  • ファイル中に#EXIT#DISCONNECTを記述しなくても自動的に#EXITが実行されます。

  • adbsqlサブコマンドの#DISCONNECT#EXITの記述の前にEOF制御文字がある場合,その時点でDISCONNECT処理が行われます。

  • パスワードに指定できる文字列の長さは1〜255バイトです。