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Hitachi Advanced Data Binder コマンドリファレンス


34.5.2 マルチノード機能使用時の注意事項

  1. マルチノード機能を使用している場合は,マルチノードを構成する全ノードのHADBサーバが稼働しているときに,adbmodareaコマンドを実行することを推奨します。adbmodareaコマンドは,プライマリノードのHADBサーバで実行してください。停止中のノードがあると,データ用DBエリアの追加手順および拡張手順が複雑になります。実行手順については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドデータ用DBエリアの追加・削除・拡張(マルチノード機能の使用時)を参照してください。

  2. マルチノード機能の使用時にDBエリアを追加または拡張する場合は,追加するDBエリアファイルをブロックスペシャルファイルに割り当てる必要があります。このブロックスペシャルファイルは,全ノードから同じパス名でアクセスできる必要があります。そのため,WWNを含むブロックスペシャルファイルを使用してください。詳細については,「20.3.2 DBディレクトリを作成する場合(マルチノード機能の使用時)」を参照してください。

  3. 共有ディスクのSCSIリザーブを使用している場合,次に示すときは,HAモニタのserversファイル中のオペランドの指定を変更する必要があります。

    • adbmodareaコマンドでDBエリアを追加するとき

    • adbmodareaコマンドでDBエリアを拡張するとき

    • adbmodareaコマンドでDBエリアを削除するとき

    そのため,マルチノード構成のHADBサーバをいったん終了する必要があります。運用手順の詳細については,マニュアルHADB システム構築・運用ガイドデータ用DBエリアの追加・削除・拡張(マルチノード機能の使用時)を参照してください。