19.5.4 a_rdb_CNV_charTIME()(TIME型データへの変換)
(1) 機能
C言語またはC++言語の文字列データをSQLのTIME型のデータに変換します。文字列データをTIME型のデータに変換する場合の例を次の図に示します。
- 重要
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変換前の文字列データは,時刻を表す既定の入力表現に従った形式にしておく必要があります。時刻を表す既定の入力表現については,マニュアルHADB SQLリファレンスの既定の文字列表現を参照してください。
- (例)
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11時3分58.123秒を表す場合,文字列データは次の形式である必要があります。
11:03:58.123
(2) 形式
#include <adbcnv.h> signed short a_rdb_CNV_charTIME ( char *char_Data, /* In */ unsigned short char_Length, /* In */ unsigned short TIME_Scale, /* In */ unsigned char *TIME_Data, /* Out */ unsigned short BufferLength, /* In */ void *Option /* In */ )
(3) 引数の説明
- char_Data:
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変換前の文字列データ(C言語またはC++言語の文字列データ)を格納している領域の先頭アドレスを指定します。
- char_Length:
-
変換前の文字列データの長さを指定します(単位:バイト)。8〜8+TIME_Scaleの値+1の範囲の値を指定してください。
- TIME_Scale:
-
変換後のTIME型データの小数秒の桁数を指定します。0,3,6,9,または12を指定してください。
- TIME_Data:
-
変換後のTIME型データを格納する領域の先頭アドレスを指定します。
- BufferLength:
-
変換後のTIME型データを格納する領域の長さを指定します(単位:バイト)。3+↑TIME_Scaleの値÷2↑を指定してください。
- Option:
-
NULLを指定します。値を指定しても無視されます。
(4) 戻り値
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a_rdb_CNV_charTIME()が正常に終了した場合,a_rdb_RC_CNV_SUCCESSが返却されます。
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エラーが発生した場合,戻り値にエラーコードが返却されます。エラーコードについては,「19.8 CLI関数の戻り値」を参照してください。
(5) 留意事項
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変換前のデータ格納領域(char_Data)と,変換後のデータ格納領域(TIME_Data)は重複しないようにしてください。
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変換する文字列データをTIME型データのデータ形式に変換し,格納領域の先頭から格納します。ただし,変換する文字列データの小数秒の桁数が3,6,9,または12桁でない場合は,TIME_Scaleに指定した小数秒の桁数になるまで右側に0を補います。