3.1.6 システムプロパティの設定
APの実行環境をシステムプロパティで設定します。次の表に示すプロパティをシステムプロパティに指定できます。
- 重要
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次の表の項番1~項番20までのプロパティで,クライアント定義のオペランドと同じ指定ができます。
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項番21以降のプロパティには,Exceptionトレースログに関する設定を指定します。
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項番 |
プロパティ名 |
説明 |
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1 |
adb_clt_rpc_srv_host |
接続先のHADBサーバのホスト名を指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_clt_rpc_srv_hostオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_clt_rpc_srv_hostオペランドを参照してください。 |
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2 |
adb_clt_rpc_srv_port |
HADBクライアントとHADBサーバ間の通信で使用する,HADBサーバのポート番号を指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_clt_rpc_srv_portオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_clt_rpc_srv_portオペランドを参照してください。 |
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3 |
adb_clt_rpc_con_wait_time |
HADBサーバへの接続処理の完了待ち時間を指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_clt_rpc_con_wait_timeオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_clt_rpc_con_wait_timeオペランドを参照してください。 |
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4 |
adb_clt_rpc_sql_wait_time |
次に示す待ち時間を指定します。
このプロパティを指定したときの待ち時間の監視の詳細については,「3.2 APの無応答状態への対策」を参照してください。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_clt_rpc_sql_wait_timeオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_clt_rpc_sql_wait_timeオペランドを参照してください。 |
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5 |
adb_clt_ap_name |
HADBサーバに接続するAPの識別情報(AP識別子)を指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_clt_ap_nameオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_clt_ap_nameオペランドを参照してください。 |
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6 |
adb_clt_group_name |
APが属するクライアントグループ名を指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_clt_group_nameオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_clt_group_nameオペランドを参照してください。 |
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7 |
adb_clt_fetch_size |
1回のFETCH処理で,HADBサーバからHADBクライアントに送信する検索結果の行数を指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_clt_fetch_sizeオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_clt_fetch_sizeオペランドを参照してください。 |
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8 |
adb_dbbuff_wrktbl_clt_blk_num |
ローカル作業表用バッファのページ数を指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_dbbuff_wrktbl_clt_blk_numオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_dbbuff_wrktbl_clt_blk_numオペランドを参照してください。 |
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9 |
adb_sql_exe_max_rthd_num |
SQL実行時に使用する処理リアルスレッド数の最大値を指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_sql_exe_max_rthd_numオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_sql_exe_max_rthd_numオペランドを参照してください。 |
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10 |
adb_sql_exe_hashgrp_area_size |
ハッシュグループ化領域の大きさをキロバイト単位で指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_sql_exe_hashgrp_area_sizeオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_sql_exe_hashgrp_area_sizeオペランドを参照してください。 |
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11 |
adb_sql_exe_hashtbl_area_size |
ハッシュテーブル領域サイズをメガバイト単位で指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_sql_exe_hashtbl_area_sizeオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_sql_exe_hashtbl_area_sizeオペランドを参照してください。 |
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12 |
adb_sql_exe_hashflt_area_size |
ハッシュフィルタ領域サイズをメガバイト単位で指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_sql_exe_hashflt_area_sizeオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_sql_exe_hashflt_area_sizeオペランドを参照してください。 |
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13 |
adb_clt_sql_parallel_exec |
SQLパラレル実行機能を適用して検索系SQLを実行するかどうかを指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_clt_sql_parallel_execオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_clt_sql_parallel_execオペランドを参照してください。 |
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14 |
adb_sql_prep_delrsvd_use_srvdef |
サーバ定義のadb_sql_prep_delrsvd_wordsオペランドの指定に従って予約語を削除するかどうかを指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_sql_prep_delrsvd_use_srvdefオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_sql_prep_delrsvd_use_srvdefオペランドを参照してください。 |
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15 |
adb_clt_trn_iso_lv |
トランザクション隔離性水準を指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_clt_trn_iso_lvオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_clt_trn_iso_lvオペランドを参照してください。 |
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16 |
adb_clt_trn_access_mode |
トランザクションアクセスモードを指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_clt_trn_access_modeオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_clt_trn_access_modeオペランドを参照してください。 |
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17 |
adb_clt_sql_text_out |
HADBクライアントが発行したSQL文を,クライアントメッセージログファイルおよびサーバメッセージログファイルに出力するかどうかを指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_clt_sql_text_outオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_clt_sql_text_outオペランドを参照してください。 |
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18 |
adb_clt_sql_order_mode |
ORDER BY句を指定したSELECT文の文字データの並び替え順序を指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_clt_sql_order_modeオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_clt_sql_order_modeオペランドを参照してください。 |
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19 |
adb_sql_prep_dec_div_rs_prior |
SQL文中に指定した除算(四則演算)の結果のデータ型がDECIMAL型の場合,除算結果の位取りの最小値を指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_sql_prep_dec_div_rs_priorオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_sql_prep_dec_div_rs_priorオペランドを参照してください。 |
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20 |
adb_clt_passwd_pubkey_path |
ユーザ認証方式にPAM認証を使用する場合,パスワードの暗号化に使用する公開鍵ファイルの絶対パスを指定します。 このプロパティの機能は,クライアント定義のadb_clt_passwd_pubkey_pathオペランドと同じです。機能詳細および指定できる値については,クライアント定義のadb_clt_passwd_pubkey_pathオペランドを参照してください。 |
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21 |
adb_jdbc_exc_trc_out_path |
Exceptionトレースログを出力するディレクトリを,絶対パスで指定します。 |
これらのプロパティの機能詳細および指定できる値については,「7.7.2 Exceptionトレースログ」の「(1) 取得するメソッド,および取得するための設定」の「(b) Exceptionトレースログを取得するための設定(プロパティの設定)」を参照してください。 |
22 |
adb_jdbc_info_max |
1ファイルへ出力する情報数の上限を指定します。 |
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23 |
adb_jdbc_cache_info_max |
メモリ内で蓄積する情報数の上限を指定します。 |
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24 |
adb_jdbc_trc_out_lv |
トレース取得レベルを指定します。 |
- 重要
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ユーザプロパティまたは接続用のURLのプロパティでも,上記の表に示すプロパティの値を指定できます。
ユーザプロパティについては,「7.3.1 DriverManagerクラスのgetConnectionメソッドでHADBサーバに接続する方法」の「(2) getConnectionメソッドによるHADBサーバへの接続」の「(d) 引数infoの指定内容(ユーザプロパティの指定)」を参照してください。
接続用のURLのプロパティについては,「7.3.1 DriverManagerクラスのgetConnectionメソッドでHADBサーバに接続する方法」の「(2) getConnectionメソッドによるHADBサーバへの接続」の「(a) 引数urlの指定内容(接続用のURLの指定)」を参照してください。
各指定の優先順位については,「7.3.3 接続情報の優先順位」を参照してください。
- メモ
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HADB 03-00で,システムプロパティの各プロパティ名を次のように変更しました。変更前のプロパティ名も使用できますが,HADB 03-00以降にバージョンアップした場合は,プロパティ名を変更することを推奨します。
項番
変更前のプロパティ名(HADB 03-00より前のプロパティ名)
変更後のプロパティ名(HADB 03-00以降のプロパティ名)
1
adb_jdbc_ap_name
adb_clt_ap_name
2
adb_jdbc_dbbuff_wrktbl_blk_num
adb_dbbuff_wrktbl_clt_blk_num
3
adb_jdbc_fetch_size
adb_clt_fetch_size
4
adb_jdbc_rpc_sql_wait_time
adb_clt_rpc_sql_wait_time
5
adb_jdbc_rpc_srv_host
adb_clt_rpc_srv_host
6
adb_jdbc_rpc_srv_port
adb_clt_rpc_srv_port
7
adb_jdbc_sql_delrsvd_use_srvdef
adb_sql_prep_delrsvd_use_srvdef
8
adb_jdbc_sql_hashgrp_area_size
adb_sql_exe_hashgrp_area_size
9
adb_jdbc_sql_hashtbl_area_size
adb_sql_exe_hashtbl_area_size
10
adb_jdbc_sql_max_rthd_num
adb_sql_exe_max_rthd_num
11
adb_jdbc_sql_order_mode
adb_clt_sql_order_mode
12
adb_jdbc_sql_text_out
adb_sql_text_out
13
adb_jdbc_trn_access_mode
adb_clt_trn_access_mode
14
adb_jdbc_trn_iso_lv
adb_clt_trn_iso_lv