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Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


19.4.14 a_rdb_SQLPrepare()(SQL文の前処理)

〈この項の構成〉

(1) 機能

SQL文の前処理を実行します。前処理できるSQL文を次に示します。

a_rdb_SQLPrepare()を実行すると,指定したSQL文が実行可能な状態に前処理され,文ハンドルにそのSQL文が割り当てられます。

(2) 形式

signed short a_rdb_SQLPrepare
(
  void                          *ConnectionHandle,   /* In */
  void                          *StatementHandle,    /* In */
  char                          *StatementText,      /* In */
  void                          *Option              /* In */
)

(3) 引数の説明

ConnectionHandle

コネクションハンドルを指定します。

StatementHandle

文ハンドルを指定します。

StatementText

前処理を実行するSQL文のテキストをC言語またはC++言語の文字列表現で指定します。

Option

NULLを指定します。

(4) 戻り値

  1. a_rdb_SQLPrepare()が正常に終了した場合,a_rdb_RC_SQL_SUCCESSが返却されます。

  2. SQL文の前処理には成功したが,サーバメッセージログファイルまたはクライアントメッセージログファイルを格納しているディスクが満杯になった場合,a_rdb_RC_SQL_WARNINGが返却されます。

  3. クライアントメッセージログファイルにメッセージが出力できない場合にエラーが発生したときは,エラー要因コードが返却されます。エラー要因コードについては,「19.8 CLI関数の戻り値」を参照してください。

(5) 留意事項

次に示す場合,a_rdb_SQLPrepare()は実行できません。