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Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


19.4.10 a_rdb_SQLFetch()(行の取り出し)

〈この項の構成〉

(1) 機能

カーソルの位置を次の行に進めます。列結合している場合は,さらにカーソルの示す1行の列の値を,取り出し相手リストで指定した取り出し先に読み込みます。

(2) 形式

signed short a_rdb_SQLFetch
(
  void                          *ConnectionHandle,   /* In */
  void                          *StatementHandle,    /* In */
  void                          *Option              /* In */
)

(3) 引数の説明

ConnectionHandle

コネクションハンドルを指定します。

StatementHandle

文ハンドルを指定します。

Option

NULLを指定します。

(4) 戻り値

  1. a_rdb_SQLFetch()が正常に終了した場合,a_rdb_RC_SQL_SUCCESSまたはa_rdb_RC_SQL_NO_DATAが返却されます。

  2. 行の取り出しには成功したが,サーバメッセージログファイルまたはクライアントメッセージログファイルを格納しているディスクが満杯になった場合,a_rdb_RC_SQL_WARNINGが返却されます。

  3. クライアントメッセージログファイルにメッセージが出力できない場合にエラーが発生したときは,エラー要因コードが返却されます。エラー要因コードについては,「19.8 CLI関数の戻り値」を参照してください。

(5) 留意事項

  1. 次に示す場合,a_rdb_SQLFetch()は実行できません。

    • コネクションが確立されていない場合

    • 無効な文ハンドルを指定した場合

  2. 使用するカーソルは,a_rdb_SQLExecute()でオープンしておいてください。