17.3.2 環境変数で設定する方法
次に示す場合は,環境変数を指定してHADB ODBCドライバトレース情報を出力してください。
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SQLDriverConnect,SQLDriverConnectW,SQLBrowseConnect,またはSQLBrowseConnectW関数で,データソースを使用しないでODBCドライバ名称で接続(接続属性にDRIVERを指定)する場合
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SQLConnectまたはSQLConnectW関数などの接続関数で,ファイルDSNを使用する場合
指定する環境変数を次に示します。
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ADBODBTRC
HADB ODBCドライバトレース情報を出力するかどうかを指定します。
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ADBODBTRCSIZE
HADB ODBCドライバトレースファイルの1ファイル当たりのサイズの上限値を指定します。
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ADBODBTRCPATH
HADB ODBCドライバトレースファイルを格納するフォルダを指定します。
実行ユーザに対するアクセス権限があるフォルダを指定してください。
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ADBODBTRCLV
HADB ODBCドライバトレースのトレースレベルを指定します。
各環境変数の指定方法については,「4.3.1 Windows版のHADBクライアントの場合」を参照してください。
なお,環境変数を次のように指定した場合,その環境変数の指定は無効になります。この場合,その環境変数にはデフォルト値が仮定されます。
export ADBODBTRCSIZE=
- 重要
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ODBCドライバ経由でAPがHADBサーバにアクセスしている最中に,上記の環境変数の値を変更しても,そのAPのプロセスに対しては,変更後の値は有効になりません。