Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder AP開発ガイド


16.7.5 SQLDescribeParam

〈この項の構成〉

(1) 機能

SQLPrepareの実行によって得られた,?パラメタの情報を返します。この情報は,IPDのフィールドに設定されている情報です。

(2) 形式

SQLRETURN SQLDescribeParam
(
  SQLHSTMT          StatementHandle,    /* In */
  SQLUSMALLINT      ParameterNumber,    /* In */
  SQLSMALLINT     * DataTypePtr,        /* Out */
  SQLULEN         * ParameterSizePtr,   /* Out */
  SQLSMALLINT     * DecimalDigitsPtr,   /* Out */
  SQLSMALLINT     * NullablePtr         /* Out */
)

(3) 引数

StatementHandle

ステートメントハンドルを指定します。

ParameterNumber

パラメタ番号を指定します。パラメタの昇順に1から番号が付けられます。

DataTypePtr

パラメタのSQLデータ型を返すバッファへのポインタを指定します。

ParameterSizePtr

対応するパラメタの列または式のサイズを返すバッファへのポインタを指定します。データソースで定義された内容が返されます。

DecimalDigitsPtr

対応するパラメタの列または式の小数の桁数を返すバッファへのポインタを指定します。データソースで定義された内容が返されます。

NullablePtr

パラメタがナル値を受け付けるかどうかを示す値を返すバッファへのポインタを指定します。この値はIPDのSQL_DESC_NULLABLEフィールドから読み出されます。次のどちらかの値が返されます。

  • SQL_NO_NULLS

    パラメタはナル値を受け付けません。

  • SQL_NULLABLE

    パラメタはナル値を受け付けます。

(4) 戻り値

SQL_SUCCESSSQL_ERROR,またはSQL_INVALID_HANDLEが返されます。

(5) SQLSTATE

この関数では次のSQLSTATEを返します。

SQLSTATE

説明

備考

返却

01000

一般警告

×

07009

無効なディスクリプタインデクス

08S01

通信リンク失敗

×

21S01

挿入する値の一覧と列の一覧の不一致

×

HY000

一般エラー

×

HY001

メモリ割り当てエラー

×

HY008

動作がキャンセルされた

×

HY010

関数シーケンスエラー

HY013

メモリ管理エラー

×

HYT01

接続タイムアウト終了

×

IM001

ドライバはこの関数をサポートしていない

×

(凡例)

○:HADB ODBCドライバが返すことがあるSQLSTATEです。

×:HADB ODBCドライバが返さないSQLSTATEです。

−:なし。