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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


19.22.5 データ用DBエリアの追加

ここでは,AWS環境でのデータ用DBエリアの追加手順を説明します。クラウドストレージ機能を使用しているかどうかによって手順が異なります。

〈この項の構成〉

(1) クラウドストレージ機能を使用している場合

実行系のHADBサーバでadbmodareaコマンドを実行してデータ用DBエリアを追加してください。DBエリア追加・変更オプションの指定例を次に示します。

(2) クラウドストレージ機能を使用していない場合

<ここの操作説明の前提条件>

図19‒7 AWS環境でのコールドスタンバイ構成例(クラウドストレージ機能を使用しない場合)」で示すとおり,hadb01が実行系で,hadb02が待機系であるとします。

手順

  1. 同期対象のリソースを追加する

    新しくディスクを追加して,データ用DBエリアを拡張するときと同様に同期対象のリソースを追加してください。手順については,「19.22.7 DBエリアの拡張」の(2) クラウドストレージ機能を使用していない場合の「(a) 新しいディスクを追加してDBエリアを拡張する場合」の「■同期対象リソースの追加」を参照してください。

  2. データ用DBエリアを追加する

    実行系のHADBサーバでadbmodareaコマンドを実行してデータ用DBエリアを追加してください。

    DBエリア追加・変更オプションの指定例を次に示します。

    • ADBUTBL02を追加する場合

      adbaddarea -n ADBUTBL02 -i 2G -v /dev/drbd9
    • ADBUIDX02を追加する場合

      adbaddarea -n ADBUIDX02 -i 2G -v /dev/drbd10