2.20.6 マルチノード構成からのワーカーノードの削除と追加
ワーカーノードでノード障害が発生してHADBサーバが異常終了した場合,そのワーカーノードはマルチノード構成から削除されます。障害を対策したあとに,そのワーカーノードをマルチノード構成に再び追加することができます。
- 重要
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HAモニタありのマルチノード構成およびHAモニタなしのマルチノード構成のどちらでも,マルチノード構成からのワーカーノードの削除と追加は実行できます。
マルチノード構成からのワーカーノードの削除と追加を次の図に示します。
- 注
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上記は,HAモニタありのマルチノード構成のシステム構成例です。HAモニタなしのマルチノード構成の場合は,HAモニタを無視して,セカンダリノードをワーカーノードに読み替えてください。
- [説明]
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HADBサーバが異常終了したワーカーノードはマルチノード構成から削除されます。ワーカーノードで実行中のSQL文はエラーになり,トランザクションを実行していたAPは,HADBサーバから切り離されます。
残った4つのノードで業務は継続されます。
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障害を対策したあとに,ワーカーノードをマルチノード構成に再び追加します。
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- メモ
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HADBサーバが異常終了したワーカーノードで実行していたトランザクションのロールバックが,プライマリノードで実行されます。
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ワーカーノードはHAモニタの管理対象外のため,マルチノード構成からのワーカーノードの削除と追加はHADBによって制御されます。
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