2.18.7 監査証跡機能の有効化と無効化
監査証跡の出力は,HADBサーバの性能に与える影響が大きいため,デフォルトでは監査証跡を出力しない設定になっています。この状態を監査証跡機能が無効になっているといいます。
監査証跡機能の環境設定が完了したあとにadbaudittrail --startコマンドを実行すると,監査証跡機能が有効になり,監査証跡が出力されるようになります。監査証跡機能が有効な場合,次に示す監査証跡機能に関する操作が実行できます。
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ADB_AUDITREAD関数を使用した監査証跡の参照
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CREATE AUDIT文による監査対象の定義
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DROP AUDIT文による監査対象定義の削除
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REVOKE文による監査権限の取り消し
一度有効にした監査証跡機能を無効にする場合は,adbaudittrail --stopコマンドを実行します。監査証跡機能が無効になると,監査証跡の出力が停止します。
- 重要
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監査管理権限を持っているHADBユーザだけが,監査証跡機能の有効化と無効化を操作できます。