17.20　コールドスタンバイ構成で更新行のカラム化機能を使用する場合の運用

更新行のカラム化機能については，「11.18　更新行のカラム化機能の運用（カラムストア表の検索性能の維持）」を参照してください。ここでは，コールドスタンバイ構成で更新行のカラム化機能を使用する場合の留意事項について説明します。

系が切り替わったあとも，更新行のカラム化機能の状態（有効または無効）は引き継がれます。
更新行のカラム化機能の有効時に系切り替えが発生した場合，系切り替えが完了したあとにメンテナンス処理が実行されます。
更新行のカラム化機能に関するエラーの対処をしないで，更新行のカラム化機能を有効な状態のままにしておくと，系切り替えが完了したあとに実行されるメンテナンス処理がエラーとなり，エラーメッセージが出力されます。
メンテナンス処理が24時間実行されない状態が続くと，KFAA51277-Iメッセージが出力されますが，系切り替えが発生すると，時間経過の監視がリセットされます。そのため，系切り替えの完了後，メンテナンス処理が実行されない状態がさらに24時間続いたときにKFAA51277-Iメッセージが出力されます。
系の切り替え時，新たに実行系になる系で更新行のカラム化機能で使用するファイルの入出力制御の開始処理が行われます。この処理に失敗した場合，系切り替えが完了したあとに実行されるメンテナンス処理がエラーになります。