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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


16.15.2 セカンダリノードでノード障害が発生した場合

〈この項の構成〉

(1) セカンダリノードでノード障害が発生した場合のシステムの処理

セカンダリノードでノード障害が発生した場合,そのセカンダリノードはマルチノード構成から切り離されます。セカンダリノードでノード障害が発生した場合のシステムの処理を次の図に示します。

図16‒8 セカンダリノードでノード障害が発生した場合のシステムの処理

[図データ]

[説明]

セカンダリノードhadb03)でノード障害が発生した場合,そのセカンダリノードをマルチノード構成から切り離します。その後,残った4つのノードで処理が継続されます。

(2) ノード障害が発生したときのHADB管理者の対処

ノード障害の原因を特定するために,「14.1 障害発生時の対処の流れ」を参照して対処してください。そこで説明している手順を,ノード障害が発生したノードで実施してください。

また,障害が発生したノードで,次のトラブルシュート情報を取得してください。

障害の原因を対処したあとに,マルチノード構成から切り離されたノードをマルチノード構成に復帰させることができます。マルチノード構成への復帰手順については,「16.15.3 マルチノード構成へのノードの復帰」を参照してください。

なお,マルチノード構成に復帰させたノードは必ずセカンダリノードになります。