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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


16.2.2 サーバ構成

図16‒1 マルチノード機能を使用した場合のシステム構成例」で示す構成例の場合,4つのノード(hadb01hadb02hadb03,およびhadb04)から構成されています。プライマリノードhadb01セカンダリノードhadb02およびhadb03,ワーカーノードはhadb04になります。

マルチノード機能を使用する場合,各ノードのサーバマシンの性能(CPU,メモリサイズなど)は同一である必要はありません。ただし,サーバマシンの性能が異なる場合,接続するノードによってSQL文の処理性能に差異が発生するおそれがあります。そのため,できる限り全ノードのサーバマシンの性能を同じにすることを推奨します。

また,マルチノード機能では,HAモニタの系切り替え機能を使用します。系を切り替える際の共有ディスクのデータ保護方法には,次のどちらかを選択してください。推奨する方法は,系のリセットです。

プライマリノードおよびセカンダリノードのサーバマシンに障害管理プロセサ(「図16‒1 マルチノード機能を使用した場合のシステム構成例」のSVP)がある場合は,推奨する系のリセットを使用してください。

系のリセット,障害管理プロセサ,共有ディスクのSCSIリザーブについては,マニュアルHAモニタ Linux(R)(x86)編の次の個所を参照してください。

メモ

ワーカーノードにはHAモニタをインストールしないため,ワーカーノードのHADBサーバは系切り替えの対象にはなりません。