Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


16.2.1 前提ソフトウェア

マルチノード機能を使用する場合,プライマリノードおよびセカンダリノードにはHAモニタが必要になります。

HADBでは,HAモニタのモニタモードの機能を使用し,プライマリノードおよびセカンダリノードの障害を監視しています。プライマリノードで障害が発生した場合,HAモニタの機能を使用して,セカンダリノードの1つをプライマリノードに切り替えて処理を続行します。セカンダリノードで障害が発生した場合,HAモニタの機能を使用して,セカンダリノードをマルチノード構成から切り離し,残りのノードで処理を続行します。

障害発生時のプライマリノードまたはセカンダリノードの切り離し処理については,「16.15 プライマリノードまたはセカンダリノードでノード障害が発生した場合の運用(ノードの復帰)」を参照してください。

なお,使用しているLinuxのバージョンによって,HAモニタの前提バージョンが次のように異なります。

重要
  • プライマリノードとセカンダリノードにインストールするHAモニタのバージョンは同じにしてください。

  • ワーカーノードにはHAモニタは必要ありません。