Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


11.14.6 クライアント定義の集中管理機能の使用をやめる方法

クライアント定義の集中管理機能の使用をやめる場合の手順を次に示します。

手順

  1. クライアント管理定義ファイルを無効化する

    サーバディレクトリの$ADBDIR/confディレクトリ下に格納している,クライアント管理定義ファイル(adbclientdefmang.def)に対して,次のどれかを行ってください。

    • クライアント管理定義ファイルを削除する

    • クライアント管理定義ファイル内を空にする(何も指定していない状態にする)

    • クライアント管理定義ファイル内のすべての内容をコメントアウトする

  2. クライアント定義の集中管理機能の使用をやめる

    無効化したクライアント管理定義ファイルを基に,クライアント定義の集中管理機能の使用をやめます。

    HADBサーバが稼働中かどうかで,クライアント定義の集中管理機能の使用をやめる方法が異なります。

    ■HADBサーバが停止中の場合

    adbstartコマンドを実行して,HADBサーバを開始してください。HADBサーバを開始すると,無効化したクライアント管理定義ファイルに従って,クライアント定義の集中管理機能の使用をやめます。

    adbstartコマンドについては,マニュアルHADB コマンドリファレンスadbstart(HADBサーバの開始)を参照してください。

    ■HADBサーバが稼働中の場合

    --updateオプションを指定したadbclientdefmangコマンドを実行してください。adbclientdefmangコマンドを実行すると,無効化したクライアント管理定義ファイルに従って,クライアント定義の集中管理機能の使用をやめます。

    adbclientdefmangコマンドについては,マニュアルHADB コマンドリファレンスadbclientdefmang(クライアント定義の集中管理)を参照してください。

    メモ

    クライアント定義の集中管理機能の使用をやめた時点で,adbclientmangオペランドの-iオプションに指定したHADBユーザの認可識別子で,HADBサーバに接続している場合は,クライアント定義の集中管理機能は適用されたままです。一度HADBサーバから切り離して,次に接続したタイミングで,クライアント定義の集中管理機能の使用をやめることができます。