11.14.5　クライアント定義の集中管理機能の使用例

(1)　クライアント定義の集中管理機能で使用するクライアント定義ファイルを作成する

クライアント定義の集中管理機能で使用するクライアント定義ファイルを作成して，各クライアント定義を指定します。

サーバディレクトリの$ADBDIR/confディレクトリ下に，クライアント定義ファイル（client3.def）を作成します。

クライアント定義の集中管理機能で使用するクライアント定義ファイルの指定例

set adb_sql_exe_max_rthd_num = 12
set adb_sql_exe_hashgrp_area_size = 2400
set adb_sql_exe_hashtbl_area_size = 1000
set adb_sql_exe_hashflt_area_size = 100

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(2)　クライアント管理定義ファイルを作成する

サーバディレクトリの$ADBDIR/confディレクトリ下に，クライアント管理定義ファイル（adbclientdefmang.def）を作成して，クライアント管理定義のadbclientmangオペランドを指定します。

クライアント管理定義ファイルの指定例

adbclientmang -f client3.def              ...1
              -i ADBUSER01,ADBUSER02      ...2

［説明］

1. 「(1)　クライアント定義の集中管理機能で使用するクライアント定義ファイルを作成する」で作成したクライアント定義ファイルのファイル名（client3.def）を指定します。

2. クライアント定義の集中管理機能を適用する認可識別子（ADBUSER01，ADBUSER02）を指定します。

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(3)　adbstartコマンドを実行する

adbstartコマンドを実行して，HADBサーバを開始します。HADBサーバを開始すると，次に示す2つのファイルの内容に従って，クライアント定義の集中管理機能が適用されます。

• クライアント定義の集中管理機能で使用するクライアント定義ファイル

• クライアント管理定義ファイル

メモ

HADBサーバが稼働している場合は，--updateオプションを指定したadbclientdefmangコマンドを実行することで，クライアント管理定義ファイルの内容が適用されます。

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(4)　adbclientdefmangコマンドを実行する

adbclientdefmangコマンドを実行して，クライアント定義の集中管理機能の適用状況を確認します。

adbclientdefmangコマンドの実行例

adbclientdefmang -u ADBUSER01        ...1
                 -p '#HelloHADB_01'  ...2

［説明］

1. adbclientdefmangコマンドを実行するHADBユーザの認可識別子を指定します。

2. -uオプションに指定した認可識別子のパスワードを指定します。

adbclientdefmangコマンドの実行結果から，「(2)　クライアント管理定義ファイルを作成する」で作成したクライアント管理定義ファイルの内容が適用されているかどうかを確認できます。

adbclientdefmangコマンドの実行結果の例

authorization-identifier client-definition-file
ADBUSER01                client3.def
ADBUSER02                client3.def

［説明］

認可識別子ADBUSER01とADBUSER02に対して，クライアント定義の集中管理機能で使用するクライアント定義ファイル（client3.def）が適用されていることが確認できます。

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