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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


11.10.1 データ用DBエリアを追加する方法

ここでは,adbmodareaコマンドを使用して,新規にデータ用DBエリアを追加する方法を説明します。adbmodareaコマンドについては,マニュアルHADB コマンドリファレンスadbmodarea(DBエリアの追加・変更)を参照してください。

データ用DBエリアを追加する場合の指定例を次に示します。HADB管理者が実行してください。

■指定例

データ用DBエリアを追加します。

adbmodarea /HADB/server/conf/adbmodarea.opt

adbmodareaコマンドを実行する場合,DBエリア追加・変更オプションのadbaddareaオペランドを指定したDBエリア追加・変更オプションファイルを作成する必要があります。

DBエリア追加・変更オプションのadbaddareaオペランドについては,マニュアルHADB コマンドリファレンスadbmodarea(DBエリアの追加・変更)adbmodareaコマンドの指定形式を参照してください。

実表,B-treeインデクス,テキストインデクスまたはレンジインデクスを新たに定義する場合で,かつ次に示すケースに該当する場合は,データ用DBエリアを追加することを検討してください。

メモ
■追加したデータ用DBエリアとグローバルバッファの関係

サーバ定義adbbuffオペランドの-oオプションを指定していた場合,追加したデータ用DBエリアには,-oオプションの指定に従ってグローバルバッファが自動的に割り当てられます。

-oオプションを指定していなかった場合,追加したデータ用DBエリアには,-oオプションを指定したときと同様のグローバルバッファが自動的に割り当てられます。

どちらの場合も必要な処理性能が得られないときは,追加したデータ用DBエリアに割り当てるグローバルバッファを,adbbuffオペランドに指定してください。詳細については,「7.2.11 グローバルバッファに関するオペランドおよびオプション(コマンド形式)」,および「8.5.2 サーバ定義の変更方法」を参照してください。

また,必要に応じて,adbbuffオペランドの指定値を見直してください。詳細については,「13.2.2 SQL文の実行時間を短縮する方法」を参照してください。