13.2.2　SQL文の実行時間を短縮する方法

グローバルバッファのヒット率を確認する

adbstatコマンドを実行して出力される「グローバルバッファの統計情報」のうち，次に示す情報を確認してください。

• DBbuff_page_hit_rate（グローバルバッファのページヒット率）

グローバルバッファの割り当て方を見直す

手順1.で確認したDBbuff_page_hit_rateに出力された値が50以下の場合，次の3点を見直してください。

• グローバルバッファのページ数を大きくする

  DBエリアに割り当てるグローバルバッファのページ数が少な過ぎることが考えられます。adbbuffオペランドの-pオプションに指定した値を大きくしてください。

• 専用のグローバルバッファを割り当てる

  複数のDBエリアに対して，1つのグローバルバッファを割り当てている場合，adbbuffオペランドで，各DBエリアに専用のグローバルバッファを割り当ててください。

• テーブルスキャンバッファを確保する

  テーブルスキャンを実行するSQL文がある場合は，adbbuffオペランドの-vオプションを指定して，テーブルスキャンバッファを確保してください。

HADBサーバを終了する

adbstopコマンドを実行して，HADBサーバを終了してください。

サーバ定義を変更する

サーバ定義のadbbuffオペランドの指定を，手順2.で決めた方針で変更してください。

HADBサーバを開始する

adbstartコマンドを実行して，HADBサーバを開始してください。

グローバルバッファのヒット率を確認する

adbstatコマンドを実行して出力される「SQL文の統計情報」のうち，次に示す情報を確認してください。

• DBbuff_page_hit_rate（グローバルバッファのページヒット率）

グローバルバッファの割り当て方を見直す

手順1.で確認したDBbuff_page_hit_rateに出力された値が50以下の場合，次の3点を見直してください。

• グローバルバッファのページ数を大きくする

  DBエリアに割り当てるグローバルバッファのページ数が少な過ぎることが考えられます。adbbuffオペランドの-pオプションに指定した値を大きくしてください。

• 専用のグローバルバッファを割り当てる

  複数のDBエリアに対して，1つのグローバルバッファを割り当てている場合，「SQL文の統計情報」のDBbuff_page_request_cnt（グローバルバッファのページ要求回数）を確認してください。そして，ページ要求回数が多いDBエリアに，adbbuffオペランドで専用のグローバルバッファを割り当ててください。

• テーブルスキャンバッファを確保する

  テーブルスキャンを実行するSQL文がある場合は，adbbuffオペランドの-vオプションを指定して，テーブルスキャンバッファを確保してください。

HADBサーバを終了する

adbstopコマンドを実行して，HADBサーバを終了してください。

サーバ定義を変更する

サーバ定義のadbbuffオペランドの指定を，手順2.で決めた方針で変更してください。

HADBサーバを開始する

adbstartコマンドを実行して，HADBサーバを開始してください。