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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


10.6.3 リアルスレッドごとのメモリの使用状況を確認したい場合

リアルスレッドごとのメモリ使用状況を確認したい場合は,HADBサーバでadbls -d memコマンドを実行してください。

adbls -d memコマンドのオプション,および出力される内容については,マニュアルHADB コマンドリファレンスadbls -d mem(メモリの使用状況の表示)を参照してください。

■メモリの使用状況を確認するタイミング

定期的に,各リアルスレッドのメモリ使用状況を確認してください。

■メモリの使用状況の確認方法

HADBサーバ,またはHADBサーバの各リアルスレッドのメモリ使用状況を知りたい場合は,次のコマンドを実行してください。

adbls -d mem

コマンドの実行結果の例

THREAD-NO   LIMIT         USE          FREE         MAX
0           1073741824    105840224    162660848    105840224
1           1073741824    901024       267600048    901056
2           1073741824    900512       267600560    900512
3           1073741824    900512       267600560    900512
4           1073741824    900512       267600560    900512
5           1073741824    900512       267600560    900512
:               :           :              :          :
[説明]
  • THREAD-NOが1以降の行に,リアルスレッドごとのメモリ使用状況が表示されます。0の行には,プロセス共通メモリに関する情報が表示されます。

  • LIMITには,HADBサーバが使用できるメモリ容量の上限値(単位:バイト)が表示されます。

  • USEには,HADBサーバが使用しているメモリ容量(単位:バイト)が表示されます。

  • FREEには,空いているメモリ容量(単位:バイト)が表示されます。

  • MAXには,過去にHADBサーバが使用したメモリ容量(単位:バイト)の最大値が表示されます。

各リアルスレッドがどのAPやコマンドで使用されているかを確認したい場合は,「10.7 HADBサーバで実行中のスレッドの確認」を参照してください。