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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


10.2.1 HADBサーバの開始方法

HADBサーバを開始する場合,adbstartコマンドを実行してください。HADBサーバが開始します。

次のとおりにコマンドを実行してください。

adbstart
重要

HADBサーバには,複数の稼働モードがあります。稼働モードの詳細については,「10.2.3 HADBサーバの稼働モード」を参照してください。

adbstartコマンド実行時にオプションを指定すると,HADBサーバ開始後の稼働モードを変更できます。オプションを指定しない場合,前回のHADBサーバ終了時の稼働モードが引き継がれます。adbstartコマンドのオプションの指定形式については,マニュアルHADB コマンドリファレンスadbstart(HADBサーバの開始)を参照してください。

HADBサーバの開始後,必要に応じてHADBサーバの自動再起動の設定をしてください。詳細については,「10.2.4 HADBサーバの自動再起動の設定」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) HADBサーバの開始モード

HADBサーバには,次に示す開始モードがあります。開始モードによって動作が異なります。

表10‒2 HADBサーバの開始モード

項番

開始モード

実行するコマンド

説明

前回の終了モード

1

正常開始

adbstart

通常の開始モードです。

正常開始では,データベースの回復処理は行いません。

正常終了

2

再開始

前回の終了モードが右記の場合,HADBサーバは(自動的に)再開始となります。

再開始では,システムログを使用してデータベースの回復処理を行います。

  • 強制終了

  • 異常終了

(2) 開始処理完了の確認

HADBサーバの開始処理の完了を確認する場合,adbstartコマンドのリターンコードを確認してください。