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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


10.2.4 HADBサーバの自動再起動の設定

HADBサーバが異常終了した場合,通常は,HADBサーバは自動的に再起動しません。しかし,adbmonitorコマンドを実行しておくと,HADBサーバが異常終了したときに,HADBサーバの再起動が自動的に行われます。

自動再起動の設定手順を次に示します。

なお,自動再起動の設定ができるのは,マルチノード機能を使用していないときだけです。

手順

  1. HADBサーバを開始する

    adbstartコマンドを実行してください。

  2. HADBサーバの自動再起動の設定を実施する

    adbmonitor -rコマンドを実行してください。

adbmonitor -rコマンドを実行すると,adbmonitorコマンドがHADBサーバの状態を監視します。そして,HADBサーバが異常終了したときに,adbmonitorコマンドのコマンドプロセスからHADBサーバを再起動します。

重要

HADBサーバの異常終了原因によっては,HADBサーバが自動再起動できないことがあります(同じ原因で繰り返しHADBサーバが異常終了することがあります)。この場合は,[Ctrl][C]キーなどで,adbmonitorコマンドのコマンドプロセスを強制終了してください。

HADBサーバが異常終了したかどうかは,メッセージログファイルにKFAA60003-Eメッセージが出力されているかどうかで確認できます。HADBサーバが異常終了し,自動再起動によってHADBサーバが正常に再起動した場合でも,adbinfogetコマンドでトラブルシュート情報を取得してください。そして,弊社問い合わせ窓口に連絡してください。

なお,adbstopコマンドでHADBサーバを正常終了した場合,HADBサーバを監視していたadbmonitorコマンドのコマンドプロセスも終了します。そのため,次回のHADBサーバを開始するときにも,自動再起動を設定したい場合は,HADBサーバの開始後にadbmonitor -rコマンドを実行してください。